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ネタとJKハルに関するtikuwa_oreのブックマーク (1)

  • 異世界シャワー

    それは、一粒の赤い滴からはじまった。 「……おりょ?」 シャワーから滴り落ちた赤い液体を掌に取り、瀬見川は間抜けな声を上げた。 新宿東口というよりも西武新宿にほど近い位置にある、古いサウナの大浴場。 その一角で、徹夜疲れの身体を流そうとしていたときに、雫は落ちてきた。 「なんじゃこりゃ」 配管に錆でも浮いたかと思ったが、それにしてはいい知れない不気味さがある。 錆で濁った水は、ここまでぬるりとしていないものだ。 すみませーん、と暇そうにしている男子大学生風のバイトに声を掛けながら、瀬見川はもう一度蛇口を捻ってみる。勘違いでしたとなると、少し恥ずかしい。 どぼどぼどぼとシャワーから溢れ出るのは、やはり、赤い液体だ。 「うっわ、すんません」 少し北の訛りのある謝罪の言葉を述べながら、バイトが慌ててタオルを取りに走る。 だが、瀬見川にはそんなことよりも気になることがあった。 「……これ、血だよな

    異世界シャワー
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