空腹は感情を活性化させる最近ジャーナルEmotionに発表されたこちらの論文は、「hangriness」(空腹によるイライラ)という現象をテーマにしています。筆頭著者で、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の博士課程で心理学・神経科学を研究するJennifer MacCormacさんは、すでにお腹が空いた人に長くて退屈なコンピューター作業をさせ、最終的にクラッシュさせるという実験を行いました。 実験協力者がコンピューター作業を終えようとした瞬間、「死のブルースクリーン」が表示されます。それだけでなく、そうなってしまったことで研究者から責められるという実験です。怒って当然なシチュエーションですが、ある集団は5時間の断食後にこの作業に取り組んだというのです。 その結果、他の研究でも言われているように、空腹が人間の気分に大きく影響することがわかりました。MacCormacさんはこう解説しています。