会員情報の不正流出問題に揺れる交流サイト「フェイスブック」(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が出席する米議会上院公聴会が10日、始まった。ザッカーバーグ氏は冒頭、「大きな過ちだ。申し訳ない。私がFBを始め、経営している。起きたことは私に責任がある」と話し、陳謝した。 ザッカーバーグ氏は「我々はプライバシー、安全、そして民主主義にまつわる多くの問題に直面している」と話した。その上で、「会社全体を変えていくにはまだ時間がかかるが、正しくやり遂げる。それには利用者の情報の保護という基本的責任も含まれる」と述べた。その他の流出については、調査中としており、細かな数字は、スタッフが追って知らせると述べるにとどめた。 公聴会には上院定数の半数近い44人が参加。ザッカーバーグ氏は、普段のグレーのTシャツ姿ではなく、紺色のスーツに水色のネクタイを締め、緊張した表情を崩さずに入室した。