具体的なやり方としては、まずゆらゆらと左右に軽く体を揺すり、安定するポイントを見つけたらそこで止めて、背筋を伸ばします。これを「左右揺振(さゆうようしん)」と言い、寝ている間に凝り固まっていた姿勢を伸ばし、一日動いていくための軸を作ってくれます。 それから、5回だけ、息を吸って吐きます。深く吸おう、長く吐こうなどとコントロールしようとせずに、ありのままに呼吸を感じることが大切です。お腹がふくらんでいる状態や、鼻の穴を膨らませる空気の流れに意識を向けましょう。 5回が無理ならば3回でも構いません。(62ページより) 加えて著者は、「カーテンを開けて光を浴びること」の重要性を強調しています。その理由は、日光で目に刺激を与えると、睡眠ホルモンであるメラトニンが抑制され、覚醒ホルモンのオレキシンが分泌されるから。とはいえ、太陽をじかに見るのはもちろんNG。日の光の入る部屋で少しの間過ごし、明るさに