古代中国のモンスター図鑑。 地理書の体裁をとりながらも、凡そ実在とは程遠い地理・生物の情報が多数盛り込まれている。 解説 成立は春秋戦国時代(孔子や老子とかが生きていた時代)~秦・漢(始皇帝や項羽と劉邦の時代)。構成は山経5書、海外4書、海内4書、大荒4書、補遺1書。 鳥山石燕の画図百鬼夜行シリーズにも山海経をリスペクトした妖怪が見られる。 尚、この書は「怪獣」という漢字の単語が記されたのが確認出来る、最も古い書物である。 最も古く成立したとされる山経5書の一つ、『南山経』に「山には怪獣が多く、水中には怪魚が多い」という記述があるという。「どこだよ」と言ってるあなた。平凡社ライブラリー版の水木しげる大先生が解説書いてるナニをはじめから序文飛ばして読んでみるとだね、いきなり出てくるんだよ。 「何とか山にはなんとかが住む。これは食べると病気によろしい」という記述が延々続く。 西王母とかいろいろ