フウロソウ科の被子植物、オランダフウロ(エロディウム・マネスカウィ)の種はタダの種ではない。小さな細いネジのような形をしていて、発芽するため、この種が自らグリグリと地面に穴をあけ、ちゃっかりと埋まりこんでいくという機能を持っているのだ。
英国オックスフォード大学を始めする探検チームによって、絶滅したと思われていた珍獣が60年ぶりに目撃されたそうだ。 その珍獣の名を「アッテンボロー・ミユビハリモグラ(Zaglossus attenboroughi)」という。「ハリネズミの棘、アリクイの鼻、モグラの足」を特徴とし、卵を産む世にも珍しい哺乳類だ。 インドネシアに生息するこのハリモグラが最後に目撃されたのは、1960年代のこと。 それ以来絶滅したと考えられていたが、地面に開けられた穴やその姿など、各地で彼らの痕跡が見つかっており、じつはまだ生きているのではないかと疑われていた。 今回、山の中に仕掛けられたカメラによって、その珍しい姿がとらえられ、本当に彼らがまだ生きていることが確認された。
国の数だけ食文化がある。他国の人から見たらウゲっ!っとなるようなものでも、その地に住む人にとっては御馳走だったり、やっぱりレアものだったりするわけだが、世界中の国の人々が集まるネット上では「奇食」というカテゴリーで様々な各地の食べ物が紹介されている。 それらほぼすべて網羅したといっても過言ではない101種の料理や食材がまとめられていた。当然のことながら、あの食材を使った日本の料理もいくつか含まれている。一般的にその地で食べられているものから、一部の人にのみ食べられているもの、ご当地でも奇食とされているものをひっくるめて見ていくことにしよう。ただし、いわゆるゲテモノの類も含まれているので、視覚的に耐えられる人限定だ。
大切な愛犬をトリミングに連れて行く飼い主は多いだろう。すっかり身綺麗になってさっぱりした犬を見て、「なんだか雰囲気が変わったな」と思うこともあるかもしれない。 だが、それが別の犬だったら?トリマーに間違って他人の犬を引き渡されていたとしたら? 実際にそんなことが起こってしまったにもかかわらず、4か月間気付かなかったという飼い主がRedditに投稿し、ユーザーらを驚かせた。
ミツバチと社会性カリバチ(クロスズメバチ)は、同じハチでも1億7900万年も前に袂をわかったかなり遠い親戚だ。だから、そのハチの巣の材料も構造もかなり違う。 ところが詳しく見てみると、完全に別物であるようで、重要なポイントではまったく同じ建築手法を編み出していたことがわかるという。 神戸大学の佐賀達矢氏らが参加した研究チームは、その謎を解くべくミツバチとクロスズメバチの巣を比べてみた。 すると、進化の歴史は異なっていても、巣の欠陥と考えられていた異なる大きさの六角形を1つの巣盤の上に並べる問題を、それぞれ独自に全く同じ方法で解決していたのだ。 どちらも同様に、非六角形の部屋を組み合わせたり、六角形の大きさを調整したのである。 その結果を『PLOS Biology』(2023年7月27日付)で報告している。
アメリカ・フロリダ州の消防署には、赤ちゃんを産んだものの諸事情で育てられない親が、匿名で子供を預けることができる「セーフヘブン・ベビーボックス(Safe Heaven Baby Box)」が設置されている。日本でいうところの赤ちゃんポストのようなものだ。 今年1月、同署で夜勤をしていた消防士は、午前2時に警報音で目が覚めた。その音は、誰かが赤ちゃんポストに子供を託した時になる音だ。 ボックスから取り出して抱き上げた赤ちゃんと目が合った瞬間、消防士は不思議な縁を感じたという。第一発見者である彼は、妻に連絡をし、自分たち夫婦の子供として迎え入れることを決めた。 現在6か月の女の子の赤ちゃんは元気に成長している。第一発見者であり親となった消防士は、産みの親が、健康で幸せに暮らしていることを知ってくれたらうれしいと話している。
さて前回お伝えした、「拾ってきた石を卵だと思ってあたため続けていたオスのハクトウワシ」だが、その後進展があったようだ。 ハクトウワシのマーフィーは片目が見えず、野生に戻すことができないため、アメリカ、ミズーリ州の「ワールド・バード・サンクチュアリー」という野鳥保護施設で暮らしている。 そんな中、強風で巣から吹き飛ばされて落ちてしまったハクトウワシのヒナが施設に保護された。そこでスタッフは、マーフィーに本物の赤ちゃんを育てる機会を与えることにしたのだ。 彼の子育てに対する本能は失われていなかった。スタッフはヒナの安全性を常に確認しながら様子を見ていたところ、マーフィーはかいがいしくヒナの面倒をみはじめたのだ。
中米、グアテマラ北部で、964の遺跡で構成されたマヤ文明の巨大な集落ネットワークが発見されたそうだ。 集落は、紀元前1000年〜紀元150年頃までの先古典期マヤのもの。約1685平方キロの範囲に点在しており、それぞれが総延長170kmを超える道路で結ばれている。 その時代、この地域にはそれほど人が暮らしていなかったと考えられているが、どうやらそれが間違いだったことがうかがえる発見だ。 広告 ジャングルの下から合計964の集落ネットワークが発見 マヤの集落ネットワークは、LiDARという検出技術によって発見された。 LiDARは「Light Detection And Ranging」の略で、レーザー光を照射して、その反射光の情報をもとに対象物までの距離や対象物の形などを計測する技術のことである。 グアテマラ、サン・カルロス大学をはじめとする研究チームは、「ミラドール=カラクムル・カルスト盆
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