ラインを見せてくれた官僚と妻です。 2人には小さな子どもがいますが、官僚の夫は1か月の残業が200時間を超えることもあるとしたうえで、こんな本音を漏らしました。 厚生労働省の男性官僚 「とても人がさばく量とは思えないような仕事量が人間の限界とは無関係にいくらでも降ってきます。頭が痛いとか気持ち悪いとかっていうのは毎日そういう状態で出勤していますし、死にたいと思ったことはないですけれどもすべてを終わらせれば楽になるだろうなと。その感覚がちょっと理解できるなと」
安倍総理大臣は参議院予算委員会で、自民党内から党総裁の任期を延長して4期目に入ることもありうるという意見が出ていることについて、党則で4選は禁じられており、ルールに従うのは当然だとしたうえで、今の任期中に結果を出していきたいと強調しました。 また、安倍総理大臣は、厚生労働省の統計問題に関連し「行政の信頼回復のためには、公務員一人一人が国家国民のため、全体の奉仕者としての高い倫理観と使命感を持ち、職務の遂行にあたらなければならず、政治家がその責任と権限のもと、強力なリーダーシップを発揮しなければならない。行政府の長として一層身を引き締めて政権運営にあたることにより、国民の信頼を取り戻していきたい」と述べました。 さらに、根本厚生労働大臣は、児童虐待について「児童虐待の対応件数の増加が続いている中で、専門知識や技術を要する困難な事案も増加しているので、児童虐待防止に効果的な取り組みを全国展開す
薬や医療機器の生産実態をまとめた統計で、コンドームの生産量が1か月に4億個を超えたとする誤りがあったことがわかり、厚生労働省が修正しました。 厚生労働省によりますと、この統計では、平成21年12月分に報告された1か月のコンドームの生産量が4億7538万個となっていました。 同じ年の1年間の生産量を上回っていて、インターネット上の匿名のブログで不自然だと指摘され、発覚したということです。 実際の生産量は10分の1以下で、メーカーからの報告の内容に誤りがあったということです。 厚生労働省は29日に修正を行いました。厚生労働省は「お騒がせして申し訳ありません。統計の信頼性の確保に努めていきます」としています。
今月8日、東京都内千代田区にある私立・正則学園高校で教員(私学教員ユニオンに加盟)がストライキを起こした。 同校では長時間労働や残業代不払いなどの違法状態が蔓延している。 それに加え、数十人の教員全員が理事長室の前の廊下に一列に並び、一人ひとり理事長に挨拶をするという「儀式」への参加が毎朝求められる。 そうした「ムダ」よりも生徒の指導を優先したいと、先生たちはストライキに踏み切ったのだ。こうした教員の動きには、社会的にも大きな支持が集まっている。 参考:「ブラック私学」でストライキ! 私学に蔓延する違法状態は改善できる だが、事態はいまだ収束しておらず、ストライキは継続しているという。いったい、どうして、労使間の対立は続いているのだろうか? 以下では、私学教員ストライキの「その後」について紹介しよう。 早朝の理事長への挨拶は強制でない? このストライキについての報道があった直後、学校法人側
学校の長時間労働を目の当たりにして、教員を目指してきた学生の一部が、その夢を断とうとしている。1月4日に公開した現役学生たちの声(拙稿「教師への夢をあきらめた学生たち」)が、大きな反響をよんだ。 じつは学生が教職を断念するのは、けっして学校の働き方だけに理由があるわけではない。教員志望の学生を育てるはずの大学という場が、学生の迷いや不安に応え切れていないのだ。 教員養成系大学の学生は、いま大学という場で何を感じているのか。その思いに迫りたい。 <教育大生のリアルを語る座談会>参加者は、あるえさん、なるみさん、まつのさん、アサミさん、まなさん内田:本日は、全国の国公私立の教員養成系の学部・大学院に所属していらっしゃる現役学生の皆さんにお集まりいただいています。皆さんは、慌ただしい年末にもかかわらず、わざわざ今日時間をとってくださいました。初対面の方がほとんどですし、ここに来るべき義務もありま
教師になることを夢見てきた学生の一部が、その夢に終止符を打とうとしている。学校という職場の過酷な労働状況が見えてきたからだ。全国的には教員採用試験の倍率が低下し、採用倍率が1.2倍の自治体も出てきている。日本の教育は、危機的状況を迎えている。 私は昨年末、教員養成系大学に籍を置く5名の現役学生たちと意見交換の機会をもつことができた。学生の語りからは、教職をめぐる迷いや決意が見えてきた。ここに、その率直な思いを紹介したい。 <教育大生のリアルを語る座談会>座談会の様子 ※スタッフによる撮影 座談会の開催時期は、2018年12月下旬。約2時間にわたって、私からの質問に応じてもらった。参加者は、あるえさん、なるみさん、まつのさん、アサミさん、まなさん[注]。本記事の発表に合わせて、座談会の動画を公開している。動画は、本記事下部を参照。本記事の続編はこちら:「『政治家になったら?』 教員志望者に突
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