G20で海洋プラスチック問題が議論されている。日本では信じられないことだが、水道水が飲める品質にないのでペットボトルの水を買わざるをえない国や地域は多く、そのゴミが汚染の原因になっているという。そんな社会問題を解決する鍵になりそうなのが日本システム企画株式会社(東京都渋谷区)が特許を持つ、水道管の更生装置『NMRパイプテクター』だ。 英国バッキンガム宮殿や大英博物館にも採用されており、日本よりもむしろ世界、特に欧州で注目を集めているパイプテクター。パイプテクターを老朽化した水道管に装着すると、赤錆が人体に無害な黒錆へと変化。水道管を取り換えなくても、水をきれいなまま保つことが可能になるのだ。配管工事に比べ費用は1/5~1/10に抑えられ、古い建造物にダメージを与えることもない。パイプテクターは1996年に開発されて以来、現在まで国内外で1万棟を超える設置実績を持つ。日本ではとくに、築20年