皆さん、走って人生観を変えてみませんか? 私が中学生や高校生の頃、アメリカの雑誌「リーダーズ・ダイジェスト」が日本でも翻訳出版されていた。私は熱心な読者だった。最初は日本語版で、やがて英語版、大学生のときは背伸びしてドイツ語版まで購読していた(その頃は、将来ドイツに留学しようかとまで思っていたのだ)。 ある号に、走ることの大切さを論じたエッセーが載っていた。その方は経営者で、いろいろトラブルとかもあったのだけれども、毎朝1時間走るようになったら、人生観が変わったのだという。 何事も粘り強く、継続してできるようになって、結果として人生がうまくいくようになって、経営も好転した。そんなことが書いてあったように思う。 運動の大切さというのは、誰もが気にすることだと思うし、さまざまなエビデンスも、定期的に運動することの大切さを示している。 しかし、その記事が一味違ったのは、運動することの意味について