安倍首相、東京五輪延期を容認 「完全実施困難なら」 2020年03月23日11時58分 参院予算委員会で、東京五輪の延期を容認する考えを表明する安倍晋三首相=23日午前、国会内 安倍晋三首相は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際オリンピック委員会(IOC)が今夏開催の東京五輪の延期を決めた場合は受け入れる意向を表明した。首相が延期を容認する姿勢を示したのは初めて。首相は「中止は選択肢にない」とも語った。 IOC、東京五輪延期も検討 来月までに結論―中止は議題にせず IOCは22日に臨時理事会を開き、東京五輪について延期を含めて検討し、今後4週間以内に結論を出すと発表した。首相は23日午前の参院予算委員会でIOCの判断について「私が申し上げた『完全な形での実施』という方針に沿うものだ」と強調。その上で「仮にそれ(完全実施)が困難な場合は、アスリートの皆さんのことを第一に考え、延期