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ブックマーク / zen.seesaa.net (9)

  • メディア・パブ: 電子と紙のカニバリズム、書籍でも陥る心配が

    今年上半期の米国書籍の売上で、電子書籍が大きく伸びたが、プリント(紙)書籍が落ち込んだ。米出版社協会(AAP:the Association of American Publishers)の月次レポートによると、電子書籍の2011年上半期売上高が前年同期比で161%も急上昇したが、紙書籍の落ち込み分を補えず、書籍全体では2桁台のマイナス成長に陥った。 新聞や雑誌と違って書籍市場では、プリント(紙)とデジタル(電子)の共存が進み、深刻なカニバリズムは生じないと楽観視する見方も少なくなかっただけに、今回のデータは気になる。ただ同じAAPが1ヶ月ほど前に、 the Book Industry Study Groupと共同で、BookStatsレポートを発行し、その中で次のように書籍売上が増え続けていたと報告している。2008年から2010年までの2年間で、5.6%の成長率を示した。電子書籍が急離

  • メディア・パブ: 153年の老舗雑誌「Atlantic」、デジタル強化で勢い復活

    153年の歴史を誇るオピニオン雑誌「The Atlantic」が、オンライン強化で見事な復活ぶりを見せている。 老舗雑誌AtlanticのWebサイト(The Atlantic+The Atlantic Wire)の月間ユニークビジター数が、5月に1000万人を突破したようだ。伝統的な硬派雑誌のサイトが、ビジター数をこの1年間で倍増させ、1000万人の大台に乗せるとは・・・。見逃せない動きである。 サイトの動きを反映して、デジタル広告が急増している。2011年1月~5月のデジタル広告売上が前年同期比で20%も増えた。2009年1月~5月に比べると219%もアップしている。その結果、Atlanticの総広告売上高(プリント+デジタル)のうちデジタル広告の占める割合は、2008年の16%から2010年は40%、そして今年は45%に達する予定だ。 このようにデジタル分野の割合が膨らんでいくと、そ

  • メディア・パブ: 米国の電子書籍が本格離陸へ、今年にも全書籍売上の10%を超えそう

    米国の電子書籍市場が軌道に乗り始めたようだ。今年(2010年)にも、電子書籍売上が全書籍売上の10%を上回るだろう。 the International Digital Publishing Forum (IPDF)はthe Association of American Publishers(AAP)と連携して、電子書籍の売上を定期的に公表しているが、このほど最新の2010年8月データを明らかにした。下のグラフは、2002年から2009年までの電子書籍の年間売上高(卸売ベース)の推移をグラフ表示しているが、今年のデータは表で示した。7月と8月のデータから推測すると、今年第3四半期(7月~9月)は約1億2000万ドルとなり、年間では4億ドルを超えそう。ただし卸売チャンネルを介していない電子書籍や電子学術書などは計数されていないし、小売売上ベースでは2倍近くになっているという。 次のAAPが

    worris
    worris 2010/10/19
    id:asakura-t 2010年は8月までですよ念の為。
  • メディア・パブ: キンドル対iPad、大手出版Penguinの電子書籍販売を巡る戦い

    アマゾン対アップル。電子書籍市場の主導権を巡る戦いが白熱化している。 キンドルで先行していたアマゾンは、電子書籍の価格を9.99ドルと安価に設定することにより一気に市場を席巻する勢いであった。だがその対抗馬が急浮上してきた。iPadを引っ提げて参入してきたアップルである。 電子書籍の大半は、紙の書籍の電子版である。それだけに出版社にとって気がかりなのは、電子書籍の価格が紙の書籍の売上を大きく左右しかけないことである。なのにアマゾンはキンドル普及を優先して、9.99ドルで電子書籍を売っていたのである(出版社からの卸値より安く売っているので、電子書籍を売るたびにアマゾンは損をしていた)。 こうした電子書籍の価格決定権を握ろうとするアマゾンの動きに対して、大手出版社は不満を募らせていた。その不満に乗じてアップルはエージェント契約方式を採用し、出版社に価格決定権を与える代わりに30%の手数料を取る

  • メディア・パブ: 電子書籍端末「キンドル」のユーザー,大半が中高年者なのか

    Amazon電子書籍端末「キンドル(Kindle)」に飛びついているユーザーは,どうも大半が中高年者のようだ。 Kindleの出足は,これまでの電子書籍端末と違って,きわめて順調であるという。Citiも昨年だけで既に50万台が売られたと見ている。さらに,先日のKindle DXの発表時にAmazon CEOのJeff Bezosが,現在Amazon.comで販売された書籍の35%がKindle版であることを明らかにした。驚くべき割合だ。またPiper Jaffrayの予測によると,Kindle関連(Kindle端末+Kindle版出版物)の売上が,2009年に4億500万ドル,2010年に10億ドル近くに達するという。 Amazon.comのKindle Communityも盛り上がっている。マニアックなKindle中毒者が多そう。そのコミュニティーでAverage Kindle Own

    worris
    worris 2009/12/28
    「Kindle所有者のほぼ半数が50歳以上である。所有者の70%が41歳以上となる。フォーラムを拾い読みしても,中高年者が目立って多いのは確かだ。」/年齢じゃなくて世代なんだろうなぁ。
  • メディア・パブ: 紙の雑誌に動画広告を,米国の雑誌が9月に実施

    雑誌にも動画広告を。9月に“video-in-print ads”が米国の雑誌に登場する(BBC Newsより)。 実施するのは,米国の人気ショービジネス雑誌Entertainment Weekly。携帯電話機のディスプレーくらいのサイズの薄型スクリーンが雑誌に付けられており,最大40分程度の動画が格納できる。ページをめくると,起動して動画が飛び出る。ちょうど開くと歌い出すグリーティングカードのようなもの。 最初の広告主は,CBS(US TV network)と Pepsi。この動画広告は,Los Angeles とNew Yorkで売られる9月18日発行予定の雑誌にのみ掲載される。話題を呼ぶだろう。 同じような試みは,男性ライフスタイル雑誌のEsquireが昨年9月に実施している。Esquireの75周年記念号(2008年10月号)の表紙で,E-inkの技術を使った。ちなみにE-ink技

  • メディア・パブ: 開花する電子書籍市場,本命Amazonに挑むScribd

    電子書籍市場で足場を固めつつあるAmazonに対して,文書ストアを開設したScribdが挑戦する。 このほど,そのScribdが出版社Simon & Schuster(CBSの一部門)と提携し,Simon & Schusterが発行している書籍のデジタルコピーを文書ストア“Scribd Store”で販売することになった。約5000タイトルを売ることになっているが,中にはStephen King, Dan Brown,それにMary Higgins Clarkなどのベストセラー作家の作品も含まれる。 文書ストアScribd Storeは,文書共有サービス(Scribd.com)をベースにして先月に開設されたばかりの文書マーケットプレイス・サイトである(こちらを参照)。出版社を含む企業から個人までの誰もが,小説やレポートなどを販売できる。 ところで文書ストアの土台となるScribd.comは

  • メディア・パブ: アマゾンが主導権を握ろうとする電子書籍市場,グーグルが年末に参入

    Google電子書籍市場に参入するつもりのようだ。 NYTimes.comによると,先週末ニューヨーク市で開かれた年次 BookExpo会議で,Google電子書籍市場に参入する意向をほのめかした。パブリッシャー(出版社)がデジタル版書籍を,Googleを介して消費者に直接販売できるようにしたいという。 電子書籍市場は,Amazon電子書籍端末Kindleを武器に主導権を握りつつある。そこでGoogleが待ったをかけたいのだろう。Amazonは攻撃的な価格戦略で,Kindle対応の電子書籍の普及を図ろうとしている。書店で26ドルで販売されているようなハードカバーの書籍を,AmazonKindle版を9.99ドル近辺で売るようなことをしている。これに対して,Goggleはデジタル版書籍の販売価格を,出版社が自由に設定できるようにする。このため,Amazonの価格戦略に不安を抱いている

    worris
    worris 2009/06/02
  • メディア・パブ: 雑誌にもYouTube風サービスが出現,著作権侵害なのに大丈夫か

    雑誌コンテンツの共有サービスMygazines.com が7月末から始まっている。 ユーザーが気に入った雑誌コンテンツ(デジタル版)をアップロードし,そのコンテンツを皆で共有するサービスである。アップロードされた雑誌コンテンツを誰もが無料で閲覧できることになる。雑誌版のYouTubeと思えばよい。 欧米の主要雑誌は,紙媒体と同じレイアウトのデジタル版も同時に発行している場合が多い。Mygazines.comを覗いてみると, People, Men's Health ,Forbes,The Economistなどの人気雑誌のデジタル版コンテンツがかなりアップロードされ始めている。例えば英国の経済誌The Economistの場合は,すでに5月31日号から8月9日号までの全記事がアップロードされていた。Forbesの記事の例だが,以下のような体裁で閲覧できる。 でもこのサービスは怪しい臭いが漂

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