日本企業はせっかくの膨大なデータを十分に活用できていないといわれています。蓄積したデータを大きな事業成長に直結させるためにはどうすればいいのでしょうか? スマホなどのデジタルデバイスの普及と共に、企業はオーディエンスデータをはじめとするさまざまなデータを取得・蓄積し、マーケティング活用することで、事業成長に結び付けようとしてきました。 前回はそれらの試みが、日本では必ずしも大きな成果に結びつかない現状を、対談形式で整理しました。 今回は、データ活用の本場・アメリカのMerkleでデータサイエンティストチームのディレクターを務めた電通クロスブレインの川邊忠利代表が、自らの経験をもとに、日米のデータ活用の違いと、アメリカ企業のデータ活用事例を紹介します。 <目次> ▼デジタルマーケティングの転換点。「データクリーンルーム」の時代へ ▼日本がデジタル競争力を高めるにはデータ人材の育成だけでは不十