【読売新聞】 将棋で「相入玉」の戦いと言われたら、通常の手数の2倍である200手超の泥仕合が浮かぶが、そこに新しい風を吹き込んだのが棋界きっての序盤巧者である伊藤匠七段だ。角換わり相腰掛け銀の後手番で、実にスマートに上部を開拓する。
【読売新聞】 将棋で「相入玉」の戦いと言われたら、通常の手数の2倍である200手超の泥仕合が浮かぶが、そこに新しい風を吹き込んだのが棋界きっての序盤巧者である伊藤匠七段だ。角換わり相腰掛け銀の後手番で、実にスマートに上部を開拓する。
あ~嫌だ嫌だ。当時の緊張感がよみがえるから、この試合のビデオはまだ見たことがないんだよ。だから、きのうからずっと憂鬱(ゆううつ)だったんだ。 <今年1月以来、2度目の登場となる“関節技の鬼”藤原喜明の口から、ふだんに似ぬ弱気な言葉が漏れた。 1月にこの「プロレス・レジェンド再探訪」に登場していただいた際、記者の不用意な一言に藤原は激高し、「ぶっとばすぞ」と言い放った。藤原が尊敬してやまないアントニオ猪木と当時ボクシング世界ヘビー級チャンピオンだったモハメド・アリとの一戦(1976年6月26日)を、記者が「リアル・ファイト」と評したのが、藤原の怒りを買ったのだ。 そして今回改めて、その藤原の怒りの地雷原となった猪木対アリ戦について、当時の映像を見ながら解説してほしいとお願いした。それに対する反応が、冒頭のセリフだった。実際に試合を見てもらう前に、藤原から見た、アリ戦前の猪木の様子について話し
将棋の棋士が直観的に戦略を決める際の脳の仕組みを解明したと、理化学研究所の田中啓治チームリーダー(脳科学)らの研究チームが21日、科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表する。 日常生活で、次の行動を決めているときも、同様の方法で脳が働いている可能性があるという。 研究チームは日本将棋連盟などの協力のもと、将棋のアマチュア三、四段の男性17人に、対局の中盤の盤面を4秒見せ、「攻めるべきか、守るべきか」を2秒間で直観的に答えてもらった。その間の脳活動を計測すると、大脳の中心部にある「帯状皮質」と、前方の脳表面にある「前頭前野」が活動していた。 特に、「攻めるべきだ」と感じたときは帯状皮質後部が、「守るべきだ」と感じたときは帯状皮質前部の活動がより強まっていた。この2か所の情報が前頭前野で統合され、最終的に攻めるか守るかの戦略を決定すると考えられるという。 また、攻守の判断とは別に具体的
最近、最適化という言葉がよく使われる。最適化の手法は工学的な諸問題はもちろん、経済、経営、環境、情報などに関わる様々な問題解決に使われ、産業活動の効率化や人類福祉の向上に役立っている。 ここで話す最適化とは、「オペレーションズ・リサーチ(OR)」という分野の学問である。ORのうまい日本語訳はないが、「やりくり学」とでも呼ぶのが適当だろう。「計画、設計、運用、経営、管理」の科学と考えればよい。ORは第2次世界大戦中に英国において、ドイツ軍の攻撃から国を守るために研究が始まり、米国に渡って進展した。軍事研究という不幸な生まれ方をしたが、戦後は産業活動の効率化に大きく寄与し、現在も活発に研究が続けられている。 ORは、例えばiPS細胞を発見するような、新しいものを見つける学問ではなく、現実に利用可能なものを最適に運用し、目的を達成しようとする科学である。東日本大震災の時の避難や救援では、ORがも
選手全員が左利きの「レフティー野球大会」(東京都杉並区立小学校PTA野球連合協議会主催)が28日、東京都杉並区の松ノ木運動場で開催され、約50人の選手が4チームに分かれて白球を追いかけた。 同大会は、自らも左利きの二村好彦・同協議会会長(67)が発案した。左利きの場合、三塁手や遊撃手は、一塁への送球時に体を反転させなければならず、捕手も二塁や三塁に送球する際、右打者が邪魔になるなど、不利な場面も多い。 こうした点を改善しようと、レフティー野球は、三塁と一塁を逆にしているのが特徴。しかし、この日は、打者が間違って通常の一塁に走り出し、慌てて方向転換する光景が多く見られ、ベンチからは「どっちに行ってるの」とヤジが飛んでいた。 武蔵野市の男性会社員(44)は「分かっていても、間違えてしまう」と笑顔を見せた。
◇…富士球場…◇ ▽1回戦 伊豆総合 110101004—8 富 士 100402000—7 ◇ 富士球場の伊豆総合—富士では、九回に「幻のホームラン」が出るハプニングが起こった。 伊豆総合は2点を追う九回一死満塁、一打逆転のチャンスに打席に立ったのは5番杉山祐規選手(3年)。初球のストレートを振り抜いた打球は、大きく弧を描きながらライトスタンドに飛び込み、ベンチや応援席は喜びを爆発させた。 だが、次の打者が打席に入る時、主審から突然「アウト」の宣告。球場全体が「えっ」という戸惑いの声に包まれた。 実は、杉山選手は本塁を踏んでいなかった。公式記録では三塁を回った時点で三塁打までは認められ、前の3走者のホームインも認められた。杉山選手は「先に本塁を踏んだ選手らが出迎える中、ベースの位置がわからなかった」という。 杉山選手には試合後、県高野連から「幻のホームラン 杉山祐規君」と書かれたボ
福岡県警は23日、米国人の中学講師、福岡市東区筥松1、アンドリュー・シルバーマン容疑者(25)を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。 発表によると、23日午前8時頃、自宅で袋に入った1センチ塊の乾燥大麻を所持した疑い。袋は机の上にあり、「これは植物です」と供述している。薬物を使っているとの情報が県警に寄せられていたという。容疑者は昨年10月、市立和白中(東区)の英語の指導助手として赴任し、勤務態度はまじめだったという。
コンピューターの研究者で組織する「情報処理学会」(白鳥則郎会長)は2日、日本将棋連盟(米長邦雄会長)に対し、コンピューター将棋との公開対局を求める挑戦状を渡した。 将棋連盟はプロ棋士とコンピューターとの対局を原則禁止しているが、同日、情報処理学会と東京・千駄ヶ谷の将棋会館で記者会見を開き、女流トップの清水市代女流二冠(41)が挑戦を受けると発表した。今年秋に対局を予定している。 2007年3月に、プロ棋士トップの渡辺明竜王がソフトの「ボナンザ」と対戦して勝っているが、接戦だった。今回はボナンザを含む数種のソフトを組み合わせる予定で、ソフト自体が数段強くなっている。さらに「東大や京大などの複数のスーパーコンピューターをつないで指すため、計算能力は前回の100台分以上」(同学会)となり、女流トップクラスが勝つのはかなり難しいとみられる。 清水女流二冠は「人間には心があり、それが勝負に魂を入れ、
タッチパネル式のパソコンを使い、書店の店頭でコミックを試し読みできる電子端末「ためほんくん」を今井書店(本社・松江市)が開発し、全国11店舗(県内2店舗)で試験運用が始まった。来年3月まで。 縦約23センチ、横約42センチの画面に触れて操作することで、出版社が提供したデジタル化されたコミックを読める仕組み。従来、コミック本はビニールで包装されていて内容が確認できず購入をためらうケースがあったが、試し読みで気に入れば購入につながり、売り上げ増が期待できるという。 秋田書店、講談社、集英社、小学館、白泉社の5出版社の約150作品について、12〜60ページを試し読みでき、作品数は順次、増やす予定。出版社の販促用映像や、書店店員が気に入ったコミックを薦める映像も見られる。 県内では、松江市田和山町の今井書店グループセンター店と、出雲市高岡町の同書店出雲店に設置。鳥取県でも同書店の4店舗に置いて、3
松江市は29日、同市在住で世界的に有名なプログラミング言語「Ruby(ルビー)」を開発したコンピュータープログラマー、まつもとゆきひろさん(44)ら3人に名誉市民の称号を贈る方針を決めた。 名誉市民は1958年から過去21人に贈られており、まつもとさんは最年少での選定となった。まつもとさんの他、人間国宝の和紙職人、安部栄四郎さん(故人)、前市長の宮岡寿雄さん(故人)にも贈る。
利用者が急増しているインターネットの動画投稿サイトに、東京都知事選(8日投開票)の立候補者の政見放送や街頭演説の映像が投稿され、いつでも自由に見られる状態になっている。 候補者の映像などの公開は、公職選挙法で決められた方法に限るのが原則だが、動画投稿サイトでの政見放送“放映”は想定外で、明確な定めはない。都選挙管理委員会は「公選法に抵触する可能性もある」としながらも、映像を前に手をこまぬいているのが実情だ。 動画投稿サイトは、もともと利用者が自分で撮影した映像などを公開するためのものだったが、テレビ番組などの録画映像が勝手に投稿されるケースも目立つ。米国の「YouTube(ユーチューブ)」が有名で、国内でも同様のサイトが運営され、急速に利用者が増えている。これらのサイトでは現在、複数の候補者の街頭演説や、支持者向けに作成された政策ビデオの映像などが視聴可能だ。 中でも、過激な発言が話題を呼
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