今回はハッカーインターナショナル元社長萩原暁氏インタビューについて。ゲームラボ2005年10月号「ハッカーインターナショナル伝説」より抜粋。 まずハッカーの歴史を抜粋。 ゲーム業界の常識を覆したハッカー 任天堂が認めた会社以外は参入を許さない。そんな圧制に反旗を翻したハッカーインターナショナル(以下ハッカー)。同社の登場は長いテレビゲーム史のなかでも、とくに重要な意味を持つのだが、その存在は「触れてはいけない黒歴史」のように扱われ、一部の好事家がソフトをコレクションする程度にとどまっているのが現状だ。 沸き立つファミコン市場に殴り込みをかける ファミコンはその登場以降人気はうなぎ登りで、各社がこぞってソフトを発売し、どれもこれもが数万本以上売れる状況だった。雑誌「ハッカー」を創刊、技術と知識を備えた人材を集めたハッカーは、この市場に殴りこみをかけることになる。 まずハッカーは、「ハッカージ