メレオロジー(英語: mereology)とは、数理論理学・言語学・哲学の専門用語で、部分と全体の関係(part-whole relation)を扱う理論・視座のこと。もともとはスタニスワフ・レシニェフスキが数理論理学の文脈で用いた造語だが[1]、のちにそこから派生して様々な文脈で用いられるようになった。語源は古典ギリシア語で「部分」を意味する「メロス」(μέρος)から。形容詞形は「メレオロジー的」「メレオロジカルな」(mereological)。 数理論理学[編集] 言語学[編集] 言語学における意味論(語彙意味論)の文脈で、単語間の階層関係についての説明として、メレオロジーを念頭に「メロニミー」(meronymy)または「メロノミー」(meronomy)という用語で総称される単語群がある[2][3]。例えば「車」にとっての「車輪」がこれにあたる。メロニミーは、「ハイポニミー」(hyp