どうしてそんなに添加物を使わなければ加工食品がつくれないのか?。添加物を使われる理由を大別すると、「安い」「簡単」「便利」「きれい」「オイシイ」となる。添加物を使えばこれらの要素をすべて満たした食品ができあがる。その具体例をみていこう。 ●その1 安い食品を製造するために添加物は大活躍 添加物が活躍するのはまずは何と言っても安い食品が作れるため。安くあげるためには添加物を使って増量、置き換えなどといった裏ワザが使われる。 置き換えとは、安いフェイク食品を使う方法。その代表選手がコーヒーフレッシュだ。コーヒーフレッシュには牛乳も生クリームも1滴も入っていない。植物油を乳化剤で白く乳化させ、増粘多糖類でとろみをつける。クリームの色はカラメル色素、香りは合成香料で出し、無菌充てんの後、常温保管のためにpH調整剤を加える。これであのなめらかなコーヒーフレッシュのできあがり。添加物でつくりあげるから