80万人が殺害されたルワンダの大虐殺から20年。経済は「アフリカの奇跡」と言われるまでに復興したが、長期政権を敷く大統領は強権体質を強めメディアへの規制などで国際的な批判を浴びるようになっている。こうした中、幼いころに虐殺を経験し、人生を大きく狂わされた若者たちが、今、2度と悲劇を繰り返すまいと独自の方法で動き始めている。現地からの報告とあわせて、当時、国連難民高等弁務官を務めていた緒方貞子さんにルワンダ虐殺から得られる教訓を聞く。 出演:緒方貞子(元国連難民高等弁務官) 小林雄(カイロ支局記者)