デビュー15周年を迎えた安藤裕子。ここ2年間は、ライブ活動は続けながらも制作活動は休止。長年所属したレコード会社も離れ、慌しいながらも充電期間を経てリリースしたのはアルバム「ITALAN」。ここ最近の経緯や心境からこれからについて、そしてニューアルバムの制作過程について伺った。名古屋でのライブはブルーノートで予定。このサイズでどんな音楽を聴かせてくれるのか楽しみだ。 昨年、それまで所属していたメジャーレーベルを離れ、完全休養ではないですけれども若干歩みを緩められました。 そうですね。音楽制作をまず止めました。日本のレーベルは早いタームで作品を作る傾向が多いんですけど、私自身作るのを楽しめるタイプだから今まではうまくやっていたんです。でも自分も大人になって子どもも生まれて育てている中で、何かが変わってきた。 感受性の変化でしょうか? シンガーソングライターって、自分に飽きちゃったらなかなか形