ドコモの通信障害はなぜ長期化したのか? 障害の告知方法やMVNOの扱いには課題も:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) 10月14日に、ドコモのネットワークで大規模な通信障害が発生した。緊急通報を含む音声通話やデータ通信に影響が出た他、位置登録自体ができず、圏外になってしまったユーザーもいたようだ。ドコモはネットワークに対する規制を徐々に緩和し、14日の19時57分に終了させたが、その後もユーザーの通信が集中する形で、通話やデータ通信がつながりづらい状況になった。 4Gと5Gの障害が解消されたのは、翌15日の5時5分のことだ。15日には、ドコモが緊急会見を開催。障害発生の原因や影響の中身などを説明した。トータルで見ると約12時間に渡って発生していたドコモの通信障害だが、その具体的な理由は携帯電話がつながる仕組みを理解していないとなかなか理解しづらい。ここでは、その原因を解説する
NTTドコモが、10月14日に発生した通信障害に関する記者会見を開催。ドコモの田村穂積副社長、常務執行役員 ネットワーク本部長の小林宏氏、サービス運営部長の引馬章裕氏が障害について謝罪するとともに、障害の原因や今後の対策について説明した。 通信障害は10月14日17時頃に発生し、19時57分に一部回復。4Gと5Gについては、15日5時5分に復旧したが、3Gについては現在も復旧対応中としている。 通信障害の経緯 障害の経緯は以下の通り。10月14日未明に、タクシーの電子決済や自動販売機向けIoTサービスの加入者/位置情報サーバ(HLR/HSS)を、旧設備から新設備に切り替えたところ、不具合が確認されたという。具体的には、海外で稼働しているIoTモジュールと通信できないことが、いくつかの国の事業者で起きたという。 そこで、加入者/位置情報サーバを旧設備に切り戻し、IoT端末に対して旧設備へ位置
NTTドコモが8月7日、7月25日と8月2日に起きた通信障害の原因と対策を説明する会見を開催。それぞれの事象は個別のもので、関連性はないというが、再発防止に向け全力を挙げるとユーザーに謝罪した。 NTTドコモが8月7日、7月25日と8月2日に発生した通信障害について、原因と対策を説明する会見を開催した。冒頭、代表取締役副社長の岩崎文夫氏は「2012年初頭にspモードの大規模障害などで行政指導を受け、再発防止に努めてきたが、再び今回の障害が発生し、多くのお客様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」と頭を下げた。 spモードの問題はソフトウェア更新時のミス、「0000」による被害拡大 まず7月25日に発生した、別のユーザーのspモードの各種設定画面にアクセスできてしまい、パスワードが一致した場合には設定情報の閲覧や変更ができてしまった件については、ソフトウェアバージョンアップ作業時のミス
NTTドコモの加藤薫社長(写真)は2012年7月27日、同社の第1四半期決算の会見で、同月25日に発生したスマートフォン向けのサービス「spモード」の各種設定のトラブル(関連記事)について謝罪するとともに、現時点での調査結果を報告した。 今回のトラブルは、メールの認証システムそのものに根本的なミスがあった2011年12月の障害(関連記事)と異なり、他人のメールアドレスや無線LANなど各種設定情報が表示される、場合によってはこれらの設定を変更できてしまうというものである。加藤社長は「前回のような本来のメールをやり取りする部分の障害ではなく、各種設定のトラブルではあるが、ご迷惑をおかけしたのは同じ。影響範囲は1000人弱と捉えている。現在はトラブル対象となったユーザーを特定し、個別対応を進めることを最優先している」と話した。 「初期設定のパスワード変更を呼びかけていく」 今回のトラブルの原因は
お客様の設定により、お客様情報が「非表示」となっております。お客様情報を表示するにはdアカウントでログインしてください。 お客様情報表示についてへ お客様情報表示についてへ 2011年12月20日(火曜)午後0時22分から午後2時25分までの間、全国においてspモードがご利用しづらい状況が発生しました。 この通信設備の不具合に伴って、spモードサービスをご利用のお客様におきまして、一部のお客様のメールアドレスが、別のメールアドレスに誤って設定される事象などが発生いたしました。 お客様には、大変ご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。 今回の事象の内容と原因および対策は、以下のとおりです。 事象の内容 (1)お客様がご自分のspモードのメールアドレスを確認した際、別のアドレスに置き換わっています。 (2)spモードメールを受信した際に、送信者とは別のspモード契約者から送
お客様の設定により、お客様情報が「非表示」となっております。お客様情報を表示するにはdアカウントでログインしてください。 お客様情報表示についてへ お客様情報表示についてへ 2011年12月20日のspモードサービスでの不具合により、多くのお客様にご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。 NTTドコモ(以下ドコモ)は、今回の事象の発生を真摯に受け止め、2011年12月25日付で以下のとおり、社長を本部長とする「ネットワーク基盤高度化対策本部」を設置いたしました。 ドコモは、全社一丸となって、お客様に安心してご利用いただけるネットワークの構築に努めてまいります。 名称 ネットワーク基盤高度化対策本部 設置の目的 スマートフォンの利用者急増に対応したネットワークの高度化が喫緊の課題であり、今後のネットワークの安定的な運用、処理能力の更なる向上などを全社横断的に検討・実現する
1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資本政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。 スマートフォンの理想と現実 2011年はスマートフォンの普及が本格化する年になる…。業界関係者の誰しもがそう予感していた矢先に発生した東日本大震災は、社会におけるケータイの位置づけを大きく変えた。しかし、スマートフォンの生産に影響が及びつつも、通信事業者各社はその普及を引き続き目指し、消費者もまたそれに呼応している。震災を受けて日本社会自体が変わらなければならない時に、スマホを含むケータイはどんな役割を果たしうるのか。ユーザー意識、端末開発、インフラ動向、ビ
NTTドコモは12月21日、メールサービス「spモード」の一部ユーザーのメールアドレスが別のアドレスに誤って設定されるなどの不具合が起きたことを発表しました。関西地区で発生した伝送路の障害をきっかけに、spモードシステム内のユーザー管理サーバが輻輳。IPアドレスと顧客の電話番号を紐づける処理においてアンマッチが発生したという内容です。 ドコモでは今回の問題について、「スマートフォン利用者の急増にともなうネットワークの処理能力と処理手順が十分でなかった」と説明しています。また他人にメールアドレスが知られてしまうという点から、「個人情報の流出にあたる可能性もある」としています。 スマートフォン利用者が著しく増加しているこのタイミングで発生した今回のトラブルは、ネットワークトラフィックや料金の定額制など、今後の携帯電話業界にどのような影響を及ぼすのでしょうか。パネリストの皆さんのご意見をお聞かせ
spモードメール問題、あの、アドレスが付け変わってしまうというやつが話題になっています。ただ記事を読んだだけではよくわからなかったので、NTT DOCOMOテクニカル・ジャーナル Vol.18 No.3 の Technology Report [1] なども参考にしながら絵を書いて見ました。ちなみに、ここで網というのは、spモード網のことです。 独自認証方式によるメールアカウント取得というのは、 (1) メールアプリがオフィシャルなものであることを独自方式で認証 (2) spモード接続を通じて、ユーザー情報を取得 というものらしいですが、詳細はわかりません。どうもこの辺に今回の鍵があるような気がしますが、どうなんですかね。上の図では、spモード接続を通じたユーザー認証をIPアドレスでしているように書いています。これは、記事などで読んだことからの類推です。こうしていると、今回の事象がおきます
追記しました:spモードの障害報告にとんでもない内容が追記されている件 DoCoMoでSPモードに不具合があり、送信者のアドレスが書き換わってしまうという現象が発生した。 原因の詳細はIT proに書いてあるのでそれから何を教訓に出来るかを考えてみた。 バグの経験のないプログラマーは居ないだろう。 プログラマーでなくても仕事上、大きなトラブルに出会う事は少なくないはず 今回はそれがユーザー数が多く、その影響が甚大(メールアドレスや場合によっては本文が他人にバレる)なところで発生したので大きなニュースになったけれど次は自分がその立場になるかもしれない。 そうならないよう、他山の石としたい 問題の原因は、 1.IPアドレスで個体認証をしていた。 2.サーバーの不具合でIPアドレスと個体をひもづけるサーバーが遅延した。 3.結果、端末のIPアドレスが書き換わった際、個体とひもづかなくなり他人と識
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