NTTドコモは1日、都市部でデータ通信の速度が低下している問題について8月中に改善する見通しだと明らかにした。通信量の集中で通信規格「4G」の周波数の容量が足りなくなっていることが速度低下の原因という。基地局建設の前倒しやアンテナの増設で早期解消を目指す。ドコモでは23年1月ごろから、東京23区や大阪、名古屋の繁華街を中心にデータ通信の速度が極端に低下したり、つながりにくくなったりする状況が続
マネジメントの父ともいわれる世界的経営学者でありコンサルタントのピーター・F・ドラッカー。彼が提唱した「ドラッカー理論」は世界的に有名ですが、じつは日本では多くの企業に“誤って”捉えられていると言います。本連載は、ドラッカー研究に50年以上携わっている二瓶正之氏の著書『徹底的にかみくだいた「自己目標管理」ドラッカーが本来伝えたかった目標管理』(春陽堂書店)を一部抜粋してお届けします。 都道府県「従業員の労働時間」ランキング《2021》 自己目標管理を成功させるために“管理職に求められる資質”自己目標管理を成功させるために、管理職に求められる資質を紹介します。 〈管理職に求められる資質〉 (1)全社目標・全社方針と部門目標・部門方針に精通している (2)トップの代行者としての意識と経営者感覚 (3)主君の命令に逆らってでも、主君を守るロイヤリティマインド (4)いつでも未経験の領域に取り組め
組織を成長させるためには、どんな人材を採用すべきなのか。経営コンサルティングを行う武蔵野の小山昇社長は「特に中小企業は、優秀すぎる人は採用しないほうがいい。強い組織をつくるために必要なのは、優秀な人材ではなく、同じ価値観を持った人材を集めることである」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、小山昇『会社を絶対潰さない 組織の強化書』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 ■中小企業には、優秀すぎる人材は必要ない 組織を強く、大きくしたいなら、社員教育をして個の能力を伸ばすと同時に、「従業員数の増員」「人材の補充」が不可欠です。 従業員数を増員する際、赤字の社長の多くは、「優秀な人材を採用したい」「優秀な人材を採用すれば、組織も優秀になる」と考えています。ここで言う「優秀さ」とは、「高学歴である」「前職で圧倒的な実績を残している」など、他者よりも「優」れている、「秀」でて
誰も話題にしない大きなトレンドの一つに、大企業によるカスタムマイクロプロセッサーの製造競争がある。投資家がこのトレンドをどう捉えるべきかについて解説したい。 ゼネラルモーターズ(GM)の自動運転車部門であるクルーズ・オートメーションは2022年11月上旬、驚きの発表を行なった。カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置く同社が、カスタムチップを開発するというのだ。 これは、インテルにとって本当に悪いニュースだ。理由を説明しよう。 半導体は現代の驚異だ。これほど小さなものが、これほど強力になり得るというのは、まさに驚くべきことだ。つい最近までプロセッサーは、世代が変わるたびに小型化され、さらに強力になっていた。だが、このダイナミズムが変わりつつある。 半導体チップはいまでも高性能化しているが、それほど小さくはなっていない。問題はサイズだ。プロセッサーの小型化には限界がある。チップ設計者は、シ
インドネシアが11月16日、中国とともに建設中のジャカルタ~バンドン高速鉄道の試運転を公開した。同鉄道は日本国内から多くのバッシングを受けているが、本当に正しいのか。 読んでいて歯が浮くような気持ちになる――というのは、何かとつけて報じられる「中国の高速鉄道は危ない」という安直なメディアの論調と、それに追従する「ネトウヨ(ネット右翼)」たちによって書き込まれる大量のコメントである。 その論調の根拠は、東南沿海に位置する浙江省温州市で2011年7月に発生した高速鉄道の追突、脱線事故に至るわけだが、10年以上も前に発生した事故をさも昨日起きたように語っている。もちろん、事故の処理方法や当局の隠ぺい体質など、問題があったのは事実だ。しかし、肝心なのは 「事故の教訓がその後に生かされたかどうか」 である。 事故は起きる。ましてや、短期間に急速な拡大を続ける中国の高速鉄道だ。特に2011年の事故は、
早稲田大学名誉教授・浅川基男氏の著書『日本のものづくりはもう勝てないのか!?』より一部を抜粋・再編集し、日本のものづくりと「国力」について見ていきます。 国力衰退の予感高坂正堯の『文明が衰亡するとき』には、 「ヴェネツィアは、かつて地中海を支配する大強国であったが、最後はナポレオンの脅迫の前にあっさり屈して18世紀末に国が消滅した。 16世紀以降、階級が固定し、貴族階級が国を支配するようになるが、その貴族が結婚しなくなり、17世紀には6割が独身となった。理由は国家発展の基礎であった貿易を、リスクが高いと敬遠し、本土に土地を買って資産運用で生活するようになった。家に人が増えれば分け前が減るから子供を産まなくなる。 結局、国力の重要な要素である人口が減って衰退してしまった。 それと、技術革新の遅れである。優れた造船技術を開発して、海洋大国になったが、15世紀にポルトガルやオランダの新しい帆船技
早稲田大学名誉教授・浅川基男氏の著書『日本のものづくりはもう勝てないのか!?』より一部を抜粋・再編集し、日本および日本のものづくり産業を根底から揺るがす「深刻な人口減少」について見ていきます。 日本およびものづくり産業を根底から揺るがす事態が、日本の少子化問題である。 第1次ベビーブームの1949年の出生数は269万人で、合計特殊出生率は4.32と過去最高であった。 働き手である生産年齢人口(15~64歳)の比率について2000年を100とすると、2050年には50と予測される。同じ推計で先進国はこの間横ばいなのに、低下傾向になるのは日本だけである。 生産年齢人口(働き手)を子供と高齢者の合計で割った比率が2以上を「人口ボーナス期」、すなわち働き手が多い時期と評価すると、これを2002年に割った最初の国が日本である。 厚労省が2019年末に発表した人口動態統計では、日本人の国内出生数は、予
ホーラムのイメージ。中央に位置するのが燃料で両サイドからレーザーを照射する(Lawrence Livermore National Laboratory提供) 高強度のレーザーを一点に集め、核融合反応を起こす「レーザー核融合」の研究が大きな転機を迎えた。米国の研究所が昨夏行った実験で、核融合反応で最初に起きる「点火」に至ったからだ。レーザー核融合ではこの点火部からそれらを取り囲む燃料部に反応を連鎖させて莫大エネルギーを生み出す。今回の成果は米学術誌に掲載され、研究者たちの間で話題を呼んでいる。商用化にはまだ遠いが、実現への期待が着実に高まってきている。 掲載されたのは、米国カリフォルニア州にあるローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)が国立点火施設(NIF)で、2021年8月にサッカー場ほどの広さの設備で行った実験だ。重水素と三重水素でできた球状の燃料を内包した、「ホーラム」と呼ばれる金
現在、世界各国で研究開発が進められている量子コンピュータ。量子計算をする上で不可欠なものに「量子もつれ」という物理現象があります。量子もつれには謎が多く、その解明は量子コンピュータの発展に大きく寄与します。このような中、量子もつれの重大な性質の一つを理論的に明らかにしたのが、桑原知剛理研白眉研究チームリーダー(白眉TL)です。 謎の多い「量子もつれ」という物理現象 量子とは粒子と波の性質を併せ持つ、極めて小さな物質やエネルギーの単位のことをいう。このようなミクロな世界での物理現象を記述するのが量子力学であり、その中の奇妙な現象の一つに「量子もつれ」がある。量子もつれとは、2個以上の量子が古典力学では説明できない不思議な相関を持つことをいう。 桑原白眉TLはこう話す。「例えば、量子にはスピンという自転のような性質があり、スピンは上向きと下向きの2通りしかないことが知られています。ここで、上向
通信障害に関して説明するKDDIの高橋誠社長=2022年7月3日、東京都千代田区 - 写真=時事通信フォト ■大規模な通信障害を起こしたのにネットでは大絶賛 災いを転じて福となす、とはまさしくこのことだろう。大規模通信障害を起こして、日本全国に混乱をもたらしたKDDIの「好感度」が爆上がりしているのだ。 【この記事の画像を見る】 理由は、高橋誠社長の謝罪会見だ。 これは通信障害発覚後、情報開示の姿勢に「顧客目線」が欠けていると、官邸や監督官庁から指摘され、慌てて催したもので、いわば完全に「後手」に回った社長会見だった。それにもかかわらず、ネットでは大絶賛されている。例えば、以下のような感じだ。 《この社長すごい。1人で説明し、質疑応答している。日本の企業でこれだけできる社長は、どれほどいるのだろうか》 《技術者の端くれとしてKDDIの会見を見ていたが、KDDIに対する好感度がかなり上がった
記憶に残る勉強、付箋が助けます――。神戸市在住の女子高校生(16)が、学んだ内容が頭に残る復習のタイミングを知らせる付箋を考案した。付箋は今春、特許を取って商品化され、高校生は「効率良く勉強するのに役立ててほしい」と話している。 付箋には上から、学習した日の「翌日」「1週間後」「4週間後」の三つの日付が記されている。例えば、2日に学んだ内容は、参考書の該当ページに「3」「9」「30」日と書かれた付箋を貼り付ける。復習した日付を切り取れば、次に復習する日が一目で分かる。 高校生が付箋を考えたのは、中学受験で使用した問題集の中で、ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した「忘却曲線」を知ったことだった。人の記憶は時間の経過で薄れるというもので、問題集ではこの理論を活用して復習すれば、薄れる度合いが減り、定着しやすくなるとしていた。 学習内容を挟んだファイルを1か月の日数に合わせて31個作り、理論
国立研究開発法人の理化学研究所の労働組合などが、約600人の研究者が雇い止めとなる可能性があるとして、文部科学相と厚生労働相あてに要望書を提出した。近年は、日本人のノーベル賞受賞者がまるで口をそろえたように、日本の科学力の低迷と研究環境の悪化を訴えてきたが、歯止めどころか拍車がかかっているような出来事だ。俳人で著作家の日野百草氏が、中国人技術者が日本の研究者や技術者の環境をどう見ているのか聞いた。 【写真】アーチの天井に装飾柱もある歌劇場でマイクを向けられるノーベル賞受賞者・眞鍋淑郎氏。他、ハイアールの重厚感ある銀色の洗濯機が並びゴシック姿の女性が立つ様子 * * * 「日本は優秀な人がとても安いと思います。なぜ辞めさせるのですか」 筆者の旧知の中国人技術者から話を伺う。ITエンジニアでゲーム開発にも精通している。中国人のエリートならごく当たり前だが4ヶ国語を話せて日本語も堪能だ。しかし本
富士通はグローバル基準で通用するデジタル人材の育成を目的として、自社およびグループ会社の社員向けに「Global Strategic Partner Academy」と呼ぶ教育プログラムを開講した。戦略パートナーである米ServiceNow、ドイツSAP、米Microsoftの協力を得て2021年11月にオンラインで開始し、2022年1月時点でインド、ポルトガル、ポーランドなど15カ国の50人が受講中だという。受講期間は半年から1年が目安で、2026年度末までにグローバルで1万人規模のデジタル人材育成を目指す。 教育プログラムの内容は「基礎編」「応用編」「実践編」という3階層に分かれている。基礎編はServiceNow、SAP、Microsoftの製品・サービスについて教える。例えばServiceNowの「IT Service Management(ITSM)」やMicrosoftの「Po
【読売新聞】 9日午前3時15分頃、北海道北見市北進町の2階建てアパートから出火、2階の一室をほぼ全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。1人は女性とみられ、もう1人の性別は不明。出火時、住人とみられる人から「電子レンジが爆発した
政府は、新型コロナウイルスの軽症患者などに使用できる「抗体カクテル療法」について全国的に展開する方針で、東京都や福岡県では宿泊療養施設での投与も始まっています。自宅での投与も認めるべきだという声も出ていますが、海外ではアナフィラキシーなどの症状も報告されていることから、国は引き続き慎重な姿勢を示しています。 抗体カクテル療法は、新型コロナウイルスの軽症から中等症の患者を対象に7月、国内で承認されました。 政府は、緊急事態宣言の対象地域などを中心に医療機関への配布を進めるなど積極的に活用する方針です。 当初は、入院している人が対象でしたが、入院できない人が相次いでいることを受けて、8月中旬からは宿泊療養施設や、臨時の医療施設での投与も条件付きで認められました。 一方、開発したアメリカの製薬会社によりますと投与を受けた人で、発熱や頭痛のほか、アナフィラキシーや呼吸困難、酸素飽和度の低下など副作
人権運動家やジャーナリスト、弁護士、政治活動家などのニーズに応え、エンジニアリングプロセス全体でプライバシーを考慮する「プライバシー・バイ・デザイン」で構築されたAndroidベースのモバイル向けOSが「CalyxOS」です。CalyxOSは非営利団体のCalyx Instituteによって、オープンソースで開発されています。 CalyxOS https://calyxos.org/ CalyxOS · GitLab https://gitlab.com/CalyxOS CalyxOSの特徴は「プライバシー・バイ・デザイン」によるネットワークの安全性の高さ。CalyxOSには「Daturaファイアウォール」というファイアウォールが導入されています。このDaturaファイアウォールによって、指定された受信および送信ネットワークインターフェースに基づいてそのトラフィックを制限したり、バックグラ
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