個情委、ランサムウェアで約1カ月停止の社労士向けクラウド提供元に指導 「管理者権限のパスワード類推可能」「深刻な脆弱性が残存」【お詫びと訂正】 個人情報保護委員会は3月25日、社会保険労務士向けクラウドサービス「社労夢」を提供するエムケイシステム(大阪市)に対し、個人情報保護法に基づく指導を行ったと発表した。 同社は2023年6月、ランサムウェア攻撃を受け、サービスが約1カ月停止するなどの被害に遭っていた。サービスを導入する社労士法人や民間企業からは、エムケイシステムから報告を受けての発表も相次いでいた。 【訂正:2024年3月28日午後3時48分 記事掲出当初、漏えいの事実があると受け取れるような記載をしていましたが、エムケイシステムから個人情報保護委員会への報告は「漏えいのおそれ」に基づくものであり、漏えいの事実は確認されておりませんでした。お詫びして訂正いたします。】 個人情報保護委
人工知能(AI)を利用した製品やサービス(AIシステム)の普及が急速に進む中、AIシステムを安全・安心に利活用するためには、リスクベースアプローチ等を通じて、AIシステムを適切に開発・提供・使用することが必要です。 今回発行されたAIマネジメントシステムの国際規格により、AIに関するリスクを回避するための要件やリスクが生じた場合の対応を含む信頼性の高いマネジメントシステムが構築可能となり、より安全・安心なAIシステムの普及拡大への貢献が期待されます。 1.背景 近年、AIの開発が活発化しており、一般にも、AIシステムとして日常生活の様々な場面で使用されるなど普及が急速に進みつつあります。その普及に当たっては、安全・安心なAIシステムとして適切に開発・提供・使用することが必要であることから、よりどころとなるマネジメントシステムのニーズが高まっていました。 そのため、国際標準化機構(ISO)及
ソフトウェアアーキテクチャはシステムの成功に不可欠な要素であり、ソフトウェア開発者にはこの分野における効果的なスキルが求められる。しかし、その学習資料はまだ十分ではないのが現実である。株式会社えにしテックの代表取締役 島田浩二氏は、ソフトウェアアーキテクチャに関する書籍を多数翻訳している。Developers Summit 2023 Summerに登壇した島田氏は、数々の書籍から学んだソフトウェアアーキテクチャの重要なエッセンスを紹介した。 ソフトウェアアーキテクチャとは? 3つの定義を紹介 島田氏は2009年に株式会社えにしテックを設立。2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事を務めている。島田氏が翻訳に携わった書籍には、『進化的アーキテクチャ』『ソフトウェアアーキテクチャハードパーツ』、『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』『Design It!』(いずれもオライリージャパン)
発見されている脆弱性の数が年々増えていることを皆様ご存じでしょうか。以下のグラフをご覧ください。 このグラフは、「CVSS v2」という評価手法を使って、脆弱性の重大度合いを分類したグラフです。現在は、CVSS v2の改良版である「CVSS v3」が主流になっているため、2022年7月を境にNVDではCVSS v2の集計を中止しており、2022年の脆弱性の数が低くなっています。しかし、近年の傾向を考慮すると、非常に多くの脆弱性が発見されていると推測できます。 多くの脆弱性を正確に判断し対応することが求められている一方で、CVSSを用いた対応に課題があることもわかってきています。 本稿では、CVSSに代わる脆弱性の評価手法「SSVC」についてご紹介します。 図1.2013年から2022年までの脆弱性数の推移[1] 出所)NVD[2]のCVSS Severity Distribution Ov
場所や時間を選ばず、空中に映像を映し出す技術が開発されました。 通常、屋外で映像を映し出すときには、スクリーンとプロジェクタが必要で、設置した場所でのみ映像を見られます。 また、こういったプロジェクタでの映像を見るためには、周囲が暗くなる夜でなければなりません。 しかし、大阪大学レーザー科学研究所の山本教授と石野特任教授らの研究グループは、専用のドローンとプロジェクタ、スクリーンを開発し、いつでもどこでも空中に映像を映し出すことに成功しました。 このシステムは「レーザー空中サインシステム」と名付けられています。 レーザー空中サインシステムはどのような技術により実現したのでしょうか? 防災にも活用!レーザー空中サインシステムの実用化へ ―クラウドファンディングを活用し社会実装目指す https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/public-relations/pre
アイデアを機能的なプログラムに変換するには、一連の、構造化された手順が必要となる。コードを記述してプログラムをテストする前に、プログラムのロジックと構造を概念化する重要なフェーズがあるが、そこで疑似コードが役立つ。テイラー氏は疑似コードについて「思い付いたアイデアを機能として実装するまでの間の重要な橋渡しとなる。つまり、開発者がアイデアを明確かつ簡潔に表現できるようにするものだ」と説明している。 疑似コードとは 疑似コードは、特定のプログラミング言語ではなく日常で使っている言語を用いて、プログラムやアルゴリズムを読みやすく表現するものだ。開発者は疑似コードを使うことで、構文を気にすることなく、アルゴリズムやプロセスを概念化できる。フローチャートなどのアルゴリズム設計ツールと比べて疑似コードはシンプルでアクセスしやすいため、開発者の中で人気のツールとなっている。 関連記事 GitHub Co
米Google傘下のGoogle DeepMindは12月14日(現地時間)、LLM(大規模言語モデル)とLLMによる幻覚(ハルシネーション)を防止する“評価器”を組み合わせた新たなシステム「FunSearch」を発表した。長年解決不可能な数学問題とされてきた「Cap set問題」を解き、実社会でも役立つ「ビンパッキング問題」のための効果的なアルゴリズムを発見したという。 FunSearch(funは「楽しい」ではなく、「関数」に由来する)は、GoogleのLLM「PaLM 2」をコンピュータコードで微調整したバージョンの「Codey」を使っている。LLMは不正確な情報を幻覚させることが分かっているため、LLMの出力から不正確だったり無意味だったりする部分を拒否する“評価器”アルゴリズムを組み合わせているという。 FunSearchはLLMと評価器による出力と評価を反復させていくことで、自
ヒト「脳オルガノイド」をコンピューター・チップに接続し、単純な計算タスクを実行できるシステムが開発された。新しいバイオ・コンピューターの可能性を示している。 by Abdullahi Tsanni2023.12.12 24 10 米研究チームが、シャーレの中で培養されたヒトの脳細胞の塊である「脳オルガノイド」を電子チップに接続し、簡単な計算タスクを実行することに成功。新たな研究成果として発表した。 発表したのは、インディアナ大学ブルーミントン校のフェン・グオ准教授らの研究チーム。幹細胞から作製した脳オルガノイドをコンピューター・チップに取り付けた「ブレイノウェア(Brainoware)」と呼ばれるセットアップを構築。人工知能(AI)ツールに接続した。研究チームは、このハイブリッド・システムが、情報を処理、学習、記憶できることを明らかにした。初歩的な音声認識の実行にも成功したという。12月1
4TBが9千円台だって。バッファローの静音HDDは在庫があるうちに回収しておこう【Amazonセール】
本連載では、AIシステム開発の始め方が分からないという方に向けて、サーバーレス技術を活用したAIシステム開発の進め方を紹介します。第1回では、サーバーレスとは何か、AIシステム開発への応用例と、主要なサーバーレス技術であるAWS Lambda活用のはじめの一歩をご紹介します。 はじめに 近年、ChatGPTやDALL-E3などの生成系AI分野の発展が目覚ましいですが、実際にこれらのAIモデルを活用したシステムを構築した経験がある人はどの程度いるでしょうか? ビジネスシーンでの課題解決や趣味でAIを活用したいと考えている人など、最初に直面するであろう問題として、「AIを活用したいが、始め方が分からない」「費用や工数はどの程度かかるのだろう」という疑問があります。この連載では、サーバーレスを活用したAIシステムのプロトタイプ開発を通じて、これらの問題を解決する方法を提供します。また、AI開発を
交通違反の罰金は自治体の収入となりますが、一般的にその金額は自治体全体の収入からすれば微々たるものです。しかし、アメリカ・ルイジアナ州にある人口226人のフェントンという村では、「Mayor's court(首長裁判所)」という特殊な形式の裁判所が運営されており、この裁判所が交通違反者から徴収する罰金が村の主な収入源になっていると報じられています。 This Louisiana Village Brought in $1 Million Through a Court Where the Mayor Is the Judge — ProPublica https://www.propublica.org/article/fenton-louisiana-brought-in-1-million-through-mayors-court 石油化学産業の重要拠点であるレイクチャールズの郊外にあ
数字の羅列であるIP(Internet Protocol)アドレスを人間が理解しやすいドメイン名に置き換えて扱えるようにするDNS(Domain Name System)。インターネットの根幹を支えるサービスだ。 これまでDNSにまつわる多くの記事を書き、査読してきた。ただ、いまだにつくづく面倒なプロトコルだなと思う。 まず仕組みそのものが面倒だ。ドメイン名を構成する区切り(ドットで分かれている部分)ごとに権威DNSサーバーがあり、それらに対し反復的に問い合わせて名前を解決する。 この仕組みを図にするとかなり大きくなる。一目で理解するのが難しく、「なぜこんな仕組みなのか」と疑問も抱かせる。とはいえDNSがドメイン名の区切りごとに責任を持って管理しつつ、過剰に責任が集中しないように分散させる仕組みであると分かれば、図の大きさや複雑さに理解を示せよう。 しかしDNSにまつわる名称の問題はいただ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます COBOLアプリケーションの開発・実行環境を提供するMicro Focusは、日本で4年ぶりに年次イベントをリアル開催し、最高技術責任者(CTO)のStuart McGill氏がCOBOL資産の展望などを語った。生成AIも台頭する中で企業は、COBOLの資産をどうしていくのか――McGill氏に聞いた。 まずMcGill氏は、前回のリアル開催だったイベント当時の2019年と現在(2023年)の顧客やパートナーの意識の変化をこう説明する。「われわれは、COBOLの資産をクラウドに展開しようと呼び掛けていた。現在は、顧客やパートナーから『クラウドに展開したい』と言われる。われわれにとって、これがコロナ禍の前と後での大きな変化だ」 COBOL
迫る2027年 ERPの未来をどう見極めるか SAP ERPのサポートが最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っている。国産ERPを25年以上にわたり提供してきたワークスアプリケーションズが、「Xデー」以降の未来を考えるための情報を届ける。 国内2000社以上が導入しているといわれるSAP ERPのサポートが、最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っており、導入企業は自社ERPのグランドデザインの再設計が求められています。 本連載では、ワークスアプリケーションズがERPの歴史や分類、選定ポイント、生成AIを含む最新の技術動向などを多面的にお伝えします。第二回では、ERPがどのように登場し、発展してきたのかという歴史と、ERPの普及で日本企業が直面した課題について解説します。 ERPが登場した背景と「R/1」が与えた影響 まず、ERPが登場した背景と、世界初のERPシステム「SA
態度変容モデル、ナーチャリング、刈り取り… 全ての言葉が、あまり好きではない。 なぜ顧客を"都合良く"動かす発想になってしまうのだろう? この問いに答えるために、最近はシステム思考を学んでいます。 マーケティングをフローではなくシステムで考える可能性を探っていることを今月のnoteでも書きました。 さらに試行錯誤をする中で見えてきたことがあるので、皆さんと共有ができればと思います。 最初に:システム思考とは?最初に言葉の認識だけ合わせをさせてください。 システム思考 物事の関連性や全体像を理解するためのアプローチと捉えるとわかりやすいです。個々の要素だけでなく、その要素間の関係や相互作用を重視します。システムマップ システム思考を図式化したもので、要素やその関連を視覚的に表現したもの この2つをマーケティングの世界に入れ込む実験をしていますシステム思考やシステムマップについては、下記の動画
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