米カリフォルニア州にあるグーグルの本社に掲げられたロゴ(2016年11月4日撮影)。(c)AFP/JOSH EDELSON 【8月8日 AFP】米グーグル(Google)は7日、IT業界にリーダー的存在の女性が少ないことには「生物学的原因」があると内部文書で主張した男性従業員を解雇した。複数のメディアが報じた。 ソフトエンジニアの男性は流出した文書の中で、「男性と女性で選好の分布や能力に違いがあることはある程度、生物学的原因に由来するもので、そうした違いがあるためにIT業界およびリーダーとして(男性と)同等の女性の代表者が存在しないことを説明できる可能性がある」と主張していた。 この文書の存在が明るみに出たことにより、IT業界の性差別的な文化や多様性の欠如についてくすぶってきた議論が再燃。しかし、男性が解雇されたことで、グーグル社員の発言の自由が同社のいわゆる「ポリティカル・コレクトネス(