[シドニー 8日 ロイター] オーストラリアで公演中のロシアのサーカス団が、「生きた魚を飲み込む」のは動物愛護に反する行為だとして、ニューサウスウェールズ(NSW)州から同演目の中止を命じられた。 現在シドニー公演中のグレート・モスクワ・サーカスは、女性が生きた魚を飲み込み、さらにその魚を吐き出すという演目を出していたが、現地当局には苦情が寄せられていた。 今回の演目中止要請について同州当局は声明で、「NSWではサーカス団は、規定の動物保護基準を順守しなければならない」と説明。 また、動物愛護団体アニマルズ・オーストラリアは「残忍で愚かな行為」と非難。その上で、州当局の決定を歓迎するとの声明を発表した。 これに対し、グレート・モスクワ・サーカスのグレッグ・ホール支配人は、ロイターの取材に「(公演開始から)4─5週間目だが、今日までいかなる苦情も受けていない」と述べ、今回の演目中止の決定に驚