米Symantecは米国時間2008年4月8日,2007年下半期のインターネットにおけるセキュリティ脅威について調査した結果を発表した。それによると,攻撃活動はWebを使ったものが主流になっており,オンライン・ユーザーは日常的に閲覧しているWebサイトを訪問するだけでマルウエアに感染する可能性が高まっているという。 これまでは,攻撃目的で作成されたサイトを訪問したり,電子メールに添付された悪質なファイルをクリックしない限りセキュリティ脅威の被害者になることはなかった。現在は,攻撃者が正規のWebサイトを改ざんして別の攻撃を仕掛ける手段として悪用している。特にソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)など,エンドユーザーに信頼されているサイトがターゲットになりやすいという。 Symantecによれば,2007年下半期には,1万1253件のサイトのぜい弱性が報告されている。しかし,同期間に