TSKaigi 2024 ref: https://tskaigi.org/talks/tockn
Exploring Type-Informed Lint Rules in Rust based TypeScript Linters | Rust製TypeScript Linterにおける型情報Lintルールの模索 This slides are used at TSKaigi 2024 | TSKaigi 2024 にて利用した資料です。(20m) Update requests are welcome anytime. ## References - Rust-Based JavaScript Linters: Fast, But No Typed Linting Right Now https://www.joshuakgoldberg.com/blog/rust-based-javascript-linters-fast-but-no-typed-linting-right-n
JavaScript/TypeScript で try/catch を使わないエラーハンドリングに利用できるライブラリとしてはそこそこ有名だと思う neverthrow ですがあまり解説された記事が少なく、関数型と手続き型の書き方をいい感じにミックスできるいいライブラリで情報の少なさから選択されないのも勿体なく感じました。ちょうど GitHub のドキュメントを読みながら意訳してまとめた手元の技術メモがありますのでその一助になればと公開します。 neverthrow とは supermacro/neverthrow: Type-Safe Errors for JS & TypeScript プログラムのエラーハンドリングを try - catch ではなく関数型プログラミング由来の Result 型や Either 型と呼ばれる方法で実現する機能を提供するライブラリです。具体的には Res
2024/03/26 TypeScript 開発言語を統一 〜フロントからバックまで活用〜 Lunch LT 登壇資料 https://findy.connpass.com/event/312847/
TypeScriptを用いた開発では、その型システムを活かしてランタイムエラーを事前に防いだり、実装漏れを防いだりとコードの安全性の向上を図ることができます。 本記事では、個人的に知ったおかげでコードの安全性が増した!と感じたtipsをまとめました。 ※ なお、linterを用いたコードの安全性向上も非常に有効ですが、この記事では主にTypeScriptの型システムに焦点を当てています。 tips集 配列周りのtips まずは配列を扱う際に役立つ、tipsを紹介します。 配列からUnion型を作成する ↓のように(typeof array)[number]で配列の全要素を持つUnion型を作成できます。 const fruits = ["apple", "banana", "lemon"] as const; type Fruit = (typeof fruits)[number]; //
大規模なコードベース向けの高速なASTツールとしてast-grepというものがある。これについての調査メモ。 主に以下の公式ドキュメントを読み進めて、利用方法、パターンやルールの詳細などについて理解を深める。 ast-grepとは 公式ドキュメントでは、コードの検索からLint、codemodに至るまでASTツールとして網羅的にカバーできるツールであることが以下のように表現されている。 Think ast-grep as an hybrid of grep, eslint and codemod. 結果に精度が求められる場面では、高速であるものの精密さに欠けるテキストベースではなく、ASTベースでの正確な解析の方が望ましいだろうけど、ASTでの記述は非常に面倒になりがちという側面がある。 その点においてast-grepは、テキストベースでのgrepではなく、ASTベースでのgrepというよ
まとめ sqlc-gen-typescript かなり良い 自分が TypeScript でウェブアプリを利用するなら間違いなく sqlc を選択する SQL は共通言語という点で本当に偉大 sqlc とは sqlc とは Go で書かれた SQL を元にコードを生成するツール。 なぜ sqlc ? 結局、それぞれの ORM 固有の技術を覚えるくらいなら SQL を覚えた方が早い 拡張に ORM が対応していようがいまいが関係ない SQL パーサーが pg_query_go を利用しているので信頼できる sqlc は PostgreSQL だけなの? sqlc は MySQL や SQLite にも対応している。 sqlc は Go だけなの? sqlc は Wasm でプラグインが書けるようになってきており、つい最近 TypeScript 版がリリースされた。 現時点では、 Postgr
TypeScriptプロジェクトにおいては、ビルド速度が重要です。TypeScriptのビルド速度はCI/CDの効率に直結します。しかしながら、tscはそこまで速くないことも知られており、tsc以外のツールをTypeScriptのビルドパイプラインに混ぜることもよく行われています。 TypeScript(tsc)のコンパイラオプションの中には、そのようなユースケースをサポートするためのものも存在します。公式ドキュメントではInterop Constraintsとして分類されているもの(の一部)です。この記事ではそれらを紹介します。 isolatedModules isolatedModulesは古くからあるTypeScriptのコンパイラオプションのひとつで、tsc以外を用いてTypeScriptをトランスパイルするユースケースをサポートしてくれるものです。 TypeScriptの主な仕事
TL;DR: JavaScriptで使われるネイティブパーサーは、言語間の余分な作業のために常に速いとは限りません。これらのオーバーヘッドを回避し、マルチコアを使うことが性能にとって重要です。 Rustは、そのパフォーマンスと安全性の特徴から、JavaScriptエコシステムの中で急速に選択肢の一つになっています。しかし、RustをJavaScriptツールに統合することは、特に効率的で移植性の高いプラグインシステムを設計する際に、固有の課題をもたらします。 「JavaScriptツールをRustで書き直すことは、広範な外部貢献を必要としない速度重視のプロジェクトにとって有利です。」 ESLintの作者であるNicholas C. Zakas Rustは、その急な学習曲線のために難しいものになりがちで、さらにコンパイルされたバイナリを異なるプラットフォームに配布することも簡単ではありません
Qiita Conference 2023 Autumun での発表資料です 発表時間の見積もりが下手で後半全然説明できませんでした、すみません! 実際のプロダクト開発ではどうすればいいのか? というケースは以下のスライドを参照してください。 (本スライドは、こちらのプロダクト開発の経験をベースに基礎を再整理したものになります) https://speakerdeck.com/naoya/typescript-niyoru-graphql-batukuendokai-fa-75b3dab7-90a8-4169-a4dc-d1e7410b9dbd
TypeScript プロジェクトのコンパイルのボトルネックを調査・解消してみた話 はじめに こんにちは。エンジニアの辻󠄀です。 私は社内のとある TypeScript プロジェクトで開発業務を行っていました。 ある日、新たに関数の実装を追加しようとしたその時、tsserver(TypeScript の language server)による補完候補がなかなか表示されないことに気づいたのです。 どうやら、コンパイルの時間が非常に長くなっていたことが原因のようです。 この記事では、tsc のコンパイルにおけるボトルネックを調査する方法と、そこで適用した2つの改善方法について紹介します。 コンパイル時間が低下する原因はプロジェクトの性質によって大きく異なるため、ここで述べる改善方法が任意のプロジェクトに有効だとは言えませんが、少なくとも調査方法については役に立つのではないかと思います。 ボト
皆さんこんにちは。早速ですが、TypeScriptのmoduleオプションはご存じでしょうか。moduleオプションは、例えば次のような値をサポートしています。 commonjs umd es2015 esnext node16 nodenext 皆さんは、moduleオプションが何を設定するオプションなのか一言で説明できますか? 実は、TypeScriptの熟練者であってもmoduleオプションを一言で説明することは難しいはずです。なぜなら、そもそもこのmoduleオプションが複数の異なる意味で使われており、もはや一言で説明できるようなものではなくなってしまったからです。 この記事では、TypeScriptのメンテナーが書いた次のGitHub issueをベースに、moduleオプションを取り巻く状況を説明します。 moduleオプションの意味とは 昔はmoduleオプションの意味は明確
typescript-eslint v6 リリース! 2023/07/10 に typescript-eslint の v6 がリリースされました。 メジャーバージョンアップということで多くの BreakingChange があるのですが、その中でもReworked Configuration Namesと呼ばれる変更は利用者に大きな影響を与えそうです。 Reworked Configuration Namesはざっくり言うと「config に書くrecommendedのようなルールセットの名前や枠組みが変わるよ」という変更です。 ルールセットの名前だけでなく、含まれるルールや分類自体に変更があるので、設定ファイルを v5 のままアップデートしてしまうと意図したルールセットと異なる設定になってしまいます。 ここでは上記の記事にある変更点を紹介しつつ、なるべく既存の設定のままアップデートする
TypeScriptをコンパイルしてWebAssemblyバイナリに、実現を目指す「TypeScript Compilation SIG」をByteCode Allianceが発表 WebAssemblyの普及と発展を目的とするByteCode Allianceは、TypeScriptのコードをコンパイルしてWebAssemblyバイナリを生成できるようにすることを目指すスペシャルインタレストグループ「TypeScript Compilation SIG」を発表しました。 WebAssemblyの仕様策定はW3Cが行っており、ByteCode AllianceはそのWebAssemblyを基盤として、クロスプラットフォーム対応を実現するAPI群のWASI(WebAssembly System Interface)やコンポーネントモデル、ガベージコレクション対応などの拡張、およびそれらの事実
2023 年度の僕のエラーハンドリング について書きたい。 昨日Safe Data Fetching in Modern JavaScriptを読んでいて、fetch に限った話ではないが一家言ある内容だったので書きたくなった。 おそらくやりすぎだとか非効率と言われる点はあると思うので、みんなの一家言も教えて欲しい。 対象は Typescript での サーバー開発想定だが、TS であればクライアント開発にもほとんどに当てはまる話だと思う。 例外のスローではなく Result 型を使う Result は失敗するかもしれないという文脈を与えてくれる型 エラーハンドリングの戦略として例外を投げるのではなく、Result 型を返すやり方がある。 Result 型というのは export type Result<T, E> = Ok<T> | Err<E>; export interface Ok
VSCode でホバーして型情報を見ようとすると、交差型はプロパティが展開されません プロパティの型を展開する Mapped Types を通すことで省略せずにプロパティを見ることができます。プロパティが交差型になっていることもあるので、再帰的にプロパティを Mapped Types に通すような型を定義しておいて、通すことでプロパティを全て確認できます type Expand<T> = T extends object ? T extends infer O ? { [K in keyof O]: Expand<O[K]> } : never : T type Temp = Expand<`確認したい型`> 厳密でなくとも簡単にどんなプロパティがあるか把握したいだけなら組み込みの Required や Partial を使うのが手軽です。ただし、あくまでデバッグ用途でそれぞれ省略可能プロ
create-validator-tsというTypeScriptの型定義からJSON Schemaを使ったバリデーションコードを生成するツールを書きました。 モチベーション expressなどでAPIを書くときに、Request/Responseが意図したものかどうかをバリデーションする必要があります。 特にreq.queryなどはStringが入ると予想しますが、オブジェクトが入ってくることもあります。 これは、expressの内部で使っているqsというURLクエリのパーサが、オブジェクトや配列へ展開する機能を持っているためです。 expressを使ってるサイトは ?q=text があるときに req.query.q には オブジェクトが入る可能性をちゃんと考慮しないといけない。 ?q[a]=text で req.query.q ; // { a: "text" } になる — azu
openapi-generator-cli を利用すると、OpenAPI 定義から TypeScript で利用可能なアセットを生成することができます。しかし最適な成果物を得るためには、OpenAPI 定義自体に少し工夫が必要で、一筋縄にはいかないことがあります。 本稿及びサンプルリポジトリでは、openapi-generator-cli と TypeScript 4.2 の新機能を活用したアプローチを紹介します。 課題点の確認 OpenAPI 定義にあたりresponsesフィールドのschemaに対し、インラインで定義を追加することが多いのではないでしょうか?OpenAPI を定義する GUI 「Stoplight Studio」 などでは、このインラインスキーマ定義が直感的で使いやすく、yaml を直接編集しなくても良いなど、開発に重宝します。 responses: "200": d
この記事は、昨日公開された以下の記事に対するアンサー記事です。TypeScriptで型定義に凝る派筆頭(自称)として、このお題に対して別の視点から光を当ててあげるためにこの記事を用意しました。 TypeScript の型定義に凝りすぎじゃね? まず最初に、この記事(以下では元記事と呼びます)の著者を攻撃したり、元記事の内容を否定する意図はないことをご理解ください。結局のところ、考え方が異なり、前提が異なるから異なる結論になっているだけなのです。TypeScriptを使う皆さんがいろいろな観点から見た情報を取得し、自分の状況に応じた適切な考え方・判断をできるようにすることがこの記事の目的です。 要約 大きなコードを小さく分解しても本質的な難しさが消えるわけではないよ? 型はドキュメントなんだから正確に書こうぜ! 外界との接続も妥協せずに型システムで解決しようぜ! 機械にできる仕事を人間がする
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