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ブックマーク / atlantic2.gssc.nihon-u.ac.jp (1)

  • 電マガ28号 カントの認識論(下)

    カントの認識論(下) 人間科学専攻 8期生 川太 啓司 4 先験的直観形式としての空間と時間 我々人間は、空間と時間を普遍的直観としてもつ感性(Sinnlichkeit)を通じてのみ直観(Anschauung)する、すなわち直接に認識することができる。しかし我々は物をありのままに認識するのではなくて、空間と時間という主観的媒介物を通して、物が我々に現象する姿を認識するに過ぎないのである。これが我々は物自体(Ding an sich)ではなく現象を、認識するに過ぎないというカントの命題なのである。カントによると空間と時間は、我々の感性的認識のア・プリオリな原理であり、感性的直観に源的に具わっている形式なのである。だからこの空間と時間は我々の直観(Anschauung)の形式であり、我々の側に属しているものであるというのである。 つまり外界の事物が我々の感性(Sinnlichkeit)を、触

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