プロジェクトの成果は業種、業態によって様々です。しかし、その成果を得るための予算と時間を守るプロセスには、業種、業態を超えた共通の流儀があります。そんなチームをつくる方法を、私はプロジェクト・マネージャーの流儀と名付けました。(「はじめに」より) そう語るのは、『その仕事のやり方だと、予算と時間がいくらあっても足りませんよ。』(降籏達生、クロスメディア・パブリッシング)の著者。長く建設業に身を置き、予算と時間に追われて仕事をしてきたという人物です。つまり本書ではその実績に基づき、「予算と時間を守る秘伝」を明かしているわけです。 きょうは「時間」の部分に関わる、CHAPTER4「スケジュール」に焦点を当ててみたいと思います。 スケジュールを守れない人の6つの理由 期限内に完璧な仕事をする人が、真のプロフェッショナル。しかし現実的に、期限を守れない人はいるものです。そして著者は、期限を守れない