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日常とminamiiに関するNAMEOVERのブックマーク (2)

  • もう二度と、たどり着けないかもしれないバーで - 話半分で聞いてください

    隠していた宝物をひっそりと掘り返しては、その存在を確認している気分になる店がある。銀座の大通りから少し入った、古いビルの店の奥に隠された一室で、ひっそりと営業しているバーを、そんなふうに想っている。 銀座のバーとはいっても、有名なバーテンダーのいるような格式高いオーセンティックなバーではない。メニューは、ウイスキーを3種類、ロックか水割りかだけ。私のような小娘でも分かる銘柄の。あとは、ただ良いジャズがかかっている。そして、東京に生まれ育ったチャーミングで品の良いマダムがずっと相手をしてくれる。なんとなく、心もとない一人の夜を過ごすのには、すごくちょうどいい場所だ。 私は、ちょっと情けないのだが、自分から強く何か勧めたり、話をして聞いてもらったりするのが得意ではない。プライベートになると、急に自信がなくなるのかもしれない。だから曲やお酒のリクエストもほとんど出来ない。 けれどもこの店では、そ

    もう二度と、たどり着けないかもしれないバーで - 話半分で聞いてください
    NAMEOVER
    NAMEOVER 2017/02/28
    何かを強く勧めなくても、話しなくても、でもいいと思います。
  • カルピスの時間 - 話半分で聞いてください

    夏といえば冷たいカルピスだ。 私はピアノ教室で飲む、カルピスが好きだった。カルピスは先生がキッチンで用意してくれて、レッスンの前後にダイニングルームで飲むことができる。ぶどう味の時もあれば、オレンジ味の時もあった。 先生は鼻歌交じりにテンポよく準備する。“美波ちゃん用”のミッキーのグラスの下に、コースターを敷き、色付きのストローをつけて「どうぞ」と出してくれる。 私は先生が作ってくれたカルピスを何杯も飲んだ。ちょっと味が濃くて、ちゃんと氷入りで、どこで飲むカルピスよりも一番美味しく感じた。夏は暑くて喉が乾いてるから、一層うまい。家でたくさん飲んだら母親に叱られるので、ここぞとばかりにゴクゴクと飲んだ。 私がカルピスを飲んでいる間、先生は綺麗なティーカップで紅茶を飲んでいた。その時間だけ、先生がすごく上品な女性に見えた。長い髪をバレッタでまとめ、丸い眼鏡をかけ、フワッとしたスカートをいつも履

    カルピスの時間 - 話半分で聞いてください
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