そのSSDやSDメモリーカードは大丈夫?――データ復旧会社から見る容量偽装の今:基板まで作る、町の電気店で売る(1/2 ページ) 容量を偽る“詐欺ストレージ”は、昔からちょくちょく物議を醸してきた。現在も根絶されていないどころか、バリエーションが増えてきているようだ。データ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」に届いた容量偽装ストレージから、今を読み解く。 10月半ば、デジタルデータソリューションが手がけるデータ復旧サービス・デジタルデータリカバリーの公式Twitterに上げた写真が一部で話題になった。 2019年10月、30GBのUSBメモリで2TB SSDを偽装 持ち込まれたのは、外付けの2TB SSD。購入から数日後、保存したデータが読み出せなくなったという。ケースを開けて中身を調べてみると、中にSSDはなく、USBメモリがUSBコネクタに挿してあるだけだった。ファームウェアが書き