「叱るのは悪」という考えは少し前に流行り、今ではすっかり“なり”を潜めています。しかし、「叱る」ことと「怒る」ことの違いが難しいと思ってはいませんか? メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』。その著者で現役小学校教師の松尾英明さんは今回、子供であっても上司や同僚であっても、然るべき時に「叱る勇気」を持つべきだと語っています。 然るべき時に叱る勇気をもて 「叱るは悪くほめるは良い」というのは、少し前には流行ったが、今ではすっかりなりを潜めた理論である。ちなみに私は「褒めて伸びるのは普通レベルまで」というのが持論である。(元々は、私のオリジナルではなく、友人の言である。) 次の本から。 『「叱らない」が子どもを苦しめる』 藪下 遊・ 高坂 康雅 著 ちくまプリマ─新書 この本の主張の中心は「叱る」ことと「押し返す」ことのバランスの大切さである。 叱られない世界。理想的であるように