米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)が違法賭博で球団から解雇されてから、20日で1カ月を迎える。米司法省から銀行詐欺容疑で訴追された水原容疑者を巡っては送金の手口も判明し、大谷が「被害者」であったことが鮮明になった。大谷の事実上のマネジャーを務めていた水原容疑者は今後、違法賭博によってスポーツ界から永久追放される公算が大きくなっている。一方で、事件は大谷の金銭管理を含めたサポート態勢の不備もあぶり出した。一部の米メディアは、大谷を取り巻くサポート態勢の再編の動きを報じている。 「究極の力を与えられていた」3月20、21日に韓国・ソウルで行われたパドレスとの開幕シリーズの最中に発覚した違法賭博問題は、異例のスピードで捜査が進んだ。4月11日には司法省が水原容疑者の訴追を発表。司法省の発表では、違法賭博の借金返済のために大谷の口座から胴元側に1600万ド