まずこの質問に回答する前に、鉄道の信号機についてちょっと予備知識が必要なので解説します。 鉄道の地上信号機には3種類あります。それぞれ「自動閉塞信号機」「出発信号機」「場内信号機」と名前がつけられています。 「自動閉塞信号機」とは一般には駅と駅の間(駅間)に設置されている「普通の」信号機です。 基本現示(何も無い時に示す表示)は「進行」を示す「青」になります。 「場内信号機」と「出発信号機」は駅構内に設置され、駅に進入するときは「場内」、駅から出発するときは「出発」信号機となります。それぞれ信号機の下に「場内」・「出発」と書いてある(複数ある時は2つ目から「2場」「2出」などと表示)のですぐに分かります。 これらの信号機には駅長の意思が関わっていて基本現示は「停止」を示す赤で、列車の進入を許可するときに「青」となります。 ただし、車内信号式(多くのATC採用線区。新幹線や地下鉄などで多く東