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  • 江戸期の女性思想家・只野真葛『独考』: ケペル先生のブログ

    只野真葛(ただのまくず1763-1824)は、江戸後期の女性国学者。「赤蝦夷風説考」で知られる工藤平助の長女。これまで人名辞典では、「工藤綾子」で掲載されているが、36歳のとき只野伊賀に嫁して、只野真葛として「紅蓮尼伝」「奥州波奈志」「不問がたり」「松島紀行」「むかしばなし」など多数の著作があるので、近年「只野真葛」で知られるようになっている。 とくに真葛が注目されるのは『独考』という著作の驚くべき内容である。自序によれば文化14年(1817年)12月に書き起こした。書は広い視野と鋭い洞察力で経済至上主義を批判し、独自の宇宙論を展開している。例えば次のようなポイントを田辺聖子訳で紹介しよう。 「義という字は精神の緊張をさす。善い事柄に対して緊張すれば義となり、悪事に向かって緊張すれば暴となる。現れた結果はちがっても、発動の根元は同じなのに、聖人君子などと呼ばれる人々は元来、善心しか持ち合

    Sucker
    Sucker 2009/02/05
    只野真葛について
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