トランプ氏の人事助言役に金融規制強化に反対の元SEC委員-関係者 Ben Bain、Robert Schmidt 米国のドナルド・トランプ次期大統領は、金融規制当局の新たなトップを選定する際の助言役に、かつて論争の的となった幾つかの金融規制ルールに反対したことで知られる元米証券取引委員会(SEC)委員を起用する方針だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。 この関係者によれば、ブッシュ前政権時代にSEC委員を務めた共和党員のポール・アトキンス氏がトランプ氏の政権移行チームの一員に選ばれた。アトキンス氏の同チームでの立場は公的なものではないとして、同関係者は匿名で明らかにした。アトキンス氏は現在、コンサルティング会社パトマック・グローバル・パートナーズ(ワシントン)の最高経営責任者(CEO)を務めている。 アトキンス氏に電子メールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。 同氏はSEC委員時代