rubocopをRBSファイルにも効かせたい - スペクトラム で作ってたものが大体できてきて、rbs v3.5もリリースされたので公開できるようになりました。 これでRuboCopをRBSファイルにも使用できるようになりました。 github.com 例えば class Foo def foo: () -> void end というRBSをレビューする時「インデント入れてね」と指摘したくなりますよね。Rubyファイルならrubocopでできるのに、RBSファイルではrubocopで指摘できないという問題がありました。あるんです。きっと。というわけで、できるようにしました。 とりあえず初期バージョンでは20以上のルールを用意しています。 autocorrect(自動修正)にも対応しているので、いつものようにrubocop -aしてあげれば class Foo def foo: () ->
概要 元サイトの許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Gemfile of dreams: the libraries we use to build Rails apps—Martian Chronicles, Evil Martians’ team blog 原文更新日: 2024/05/28 原著者: Vladimir Dementyev(首席バックエンドエンジニア)、Travis Turner(技術記事編集者) サイト: Evil Martians -- ニューヨークやロシアを中心に拠点を構えるRuby on Rails開発会社です。良質のブログ記事を多数公開し、多くのgemのスポンサーでもあります。 日本語ブログ: 合同会社イービルマーシャンズ - Qiita 日本語タイトルは内容に即したものにしました。また、gemごとにGitHubリポジトリへのリンクカードも追加してあ
こんにちは、エムスリーキャリアでエンジニアをしているakitoshigaです。 前回書いた『Ruby on Railsのモジュラーモノリス化 ~PackwerkとPacksRailsの導入~ 』に関連する施策のひとつとして、静的型解析のSorbetとTapiocaを試験導入した話をご紹介します。 SorbetとTapiocaについて Sorbetとは、Stripeが開発したRubyの静的(漸進的)型チェッカーです。 sorbet.org SorbetはRBIファイルとRubyファイルへの「sigil(s)」の記載によって機能するのですが、そのRBIファイルの作成をサポートするのがTapiocaです。 github.com ちなみにTapiocaはShopify製になります。 なぜ導入したのか 弊社で保有するプロダクトの1つであるM3Career Primeではモジュラーモノリス化に取り組ん
JetBrains からの Ruby Association 認定 Ruby プログラマー向け特別オファー! Ruby 開発者の皆様へ 弊社は Ruby Association が認定する Ruby プログラマーになるためには多大なる献身的努力が必要であることを理解しています。 皆さんの献身的な取り組みに感謝して特別なお礼をご用意しました。 Ruby Association と JetBrains は、2023 年と 2024 年の試験に合格したすべての開発者を対象に 6 か月間無料の JetBrains の RubyMine サブスクリプションを提供することになりました。 シームレスなコーディングの世界に飛び込み、RubyMine の強力な機能を無料でご利用いただけます! それだけではありません! 無料サブスクリプション終了後の RubyMine ライセンス更新時には 20% 割引価格で
RubyKaigi2024 の発表、It’s about time to pack Ruby and Ruby scripts in one binary で話されていた kompo を試してみた。 じゅんびというかとらしゅーというかうごかすまでのきろく とりあえず動かしてみましょう!! $ gem install kompo $ mkdir hello; cd hello; $ echo puts \"hello, world\" > hello.rb $ kompo which: no brew in (/home/katsyoshi/.rbenv/versions/3.3.1/bin:/home/katsyoshi/.rbenv/libexec:/home/katsyoshi/.rbenv/plugins/ruby-build/bin:/home/katsyoshi/.local/s
noteのRuby 3.2.2を3.3.1へアップデートしました。Ruby 3.3.0のリリースノートに記載されていた「YJITの大幅なパフォーマンス改善」が、noteのAPIにも大きな影響をもたらしました。 noteもついにRuby3.3カンパニーになったのですが、あらゆるメトリクスが劇的に改善し驚愕。過去のRubyのバージョンアップでここまでドラスティックな変化は記憶にない。3.3は偉大なリリース....! #ruby pic.twitter.com/pZFBIkPdmm — konpyu (@konpyu) May 28, 2024 CTOが驚きのポストをするほどパフォーマンスが向上したのです。 また、3.2系から3.3系へのアップデート時はそれほど大きな問題は起きませんでしたが、この記事ではアップデート時の注意点を2つほど紹介したいと思います。
We are excited to announce that Ruby’s official website, ruby-lang.org, has adopted Datadog for monitoring by Datadog OSS community support. This allows us to effectively monitor the performance and availability of the site in real time for Ruby users. This key benefits of using Datadog include the following. CDN Visibility cache.ruby-lang.org provided by Fastly is most important infrastructure of
RubyKaigi 20024 RubyKaigi 2024おつかれさまでした! 沖縄から帰ってきてはや一週間余り、ようやく今年のRubyKaigiが終わったという現実を受け入れられるようになってきました。 海が綺麗でしたね ありがたいことに、わたしは今回もsocketライブラリのHappy Eyeballs Version 2(以下HEv2)対応を題材に登壇の機会をいただきました。 rubykaigi.org また今年は勤務先のエス・エム・エスがブースを獲得したので、初めてスポンサーとしてブースに立つこともできました。 この記事ではRubyKaigi 2024に至るまでと、それからRubyKaigi 2024会期中の出来事について振り返ってみたいと思います。 ※とんでもない長文ですがご容赦ください Happy Eyeballs Version 2 対応socketライブラリ開発日誌 上記
ISUCON で型がパチパチっとハマった開発ができるとかなり開発体験変わってくるのでは?と思い、 ISUCON の過去問に型をつけていくのをやってみています。 モチベーションに対してもう少し詳しい記事はこちら euglena1215.hatenablog.jp まずは、初期実装の状態から挙動を変えずに型だけをつけてみることに取り組みます。 また、アプリケーションに対応する型は rbs ファイルは直接触らずに rbs-inline のみを使って生成することにしました。おそらく ISUCON 本番でも別ファイルをいじっている余裕はないと思うためです。 ISUCON13 で rbs-inline を使って steep check が通るところまで行けたので、やっていく中で感じたことやこうだったらもっと便利なのにと思ったことをまとめてみます。ちょっとしたスクリプトに対して使ってみた記事はたまに見か
原注 本記事は、Rails Worldでの私の発表「Rails and the Ruby Garbage Collector: How to Speed Up Your Rails App」を元にしています。 Rubyのガベージコレクタは、短いRubyスクリプトから数百万件のリクエストを処理するアプリの実行にいたるまでスケーリング可能になるよう設計されていますが、あらゆるユースケースで最適に動作するとは限りません。このため、Rubyのガレージコレクタでは、チューニングに利用可能なパラメータを多数サポートしています(執筆時点では19個)。ただし、これらのパラメータを使いこなすには、Ruby内部におけるガベージコレクタの動作についての知識が必要です。 また、Rubyのメジャーリリースでガベージコレクタが変更されると、これらのパラメータの一部が非推奨になったり新しいパラメータが追加されたりする可
「Ruby Association Activity Report」オンライン開催のお知らせ 下記のとおり「Ruby Association Activity Report」を Zoomウェビナーにて開催致します。 日時: 2024年7月19日(金) 15:00 〜 18:05 参加費: 無料 2023年度のRubyアソシエーション開発助成事業では、5件の開発プロジェクトを採択し、Rubyの発展に繋がる有用なソフトウェアが開発されました。今回は、そのプロジェクトについて田籠聡 様、塩井美咲 様、有友大輔 様、齋藤優太 様、tokujiros 様の5名の開発者からの成果発表をいただきます。 皆様のご参加をお待ちしております。
沖縄、那覇で行われたRubyKaigi 2024に参加してきた。いやあ、もう、最高でしたね。 (Photo by @hsbt -san) しゃべってきた "Namespace, What and Why" というタイトルで話してきた。 speakerdeck.com これはいまRubyに提案している"Namespace on read"というものについての紹介で、本当は実装面とかも細々ひたすら語りたかったんだけど、なにしろこれまでのRubyに全くなかったパラダイムと機能なので、デモやユースケースの紹介、これからどうなるか、みたいな解説を中心にせざるをえなかったかな、というのはある。けど、そうしただけあって、聞いてくれた人達にはかなりインパクトを与えられた、んじゃないかなあ、少なくともKaigi中にいろんな人から感想を聞く限りは……。 実装はまだ完成していなくて、自分のトークが15日(水曜)
先日、ある gem の型情報を gem_rbs_collection に投稿したところ、 ワークフローが以前と変わっていることに気づきました。 今回はこの新ワークフローを紹介します。 gem_rbs_collection とは? gem_rbs_collection は Ruby の型情報を収集しているリポジトリです。 Python の typeshed や TypeScript の DefinitelyTyped に相当します。 RBS では、型情報をいくつかの場所に分けて管理しています。 Ruby の組み込みクラス、標準ライブラリの型情報 rbs gem に収録 gem の型情報 gem 本体に同梱 gem_rbs_collection に収録 個々のアプリケーション内で管理 個々のアプリケーションの型情報 個々のアプリケーション内で管理 gem_rbs_collection は ge
いよいよゴールデンウィークを経て、 RubyKaigi 2024 がやってきます! Rubyist の皆さんの胸の高なり以上に、アンドパッドも高鳴っております! そしてそれ以上に高鳴っているのが、アンドパッドから RubyKaigi 2024 で Speaker となった hsbt と ydah です! そんな二人に Speaker になるまでに準備してきたこと、大規模カンファレンスや海外カンファレンスに登壇するコツ、 RubyKaigi 2024 の見どころなどをテーマに対談してもらいました! RubyKaigi 2024 に参加する Rubyist の皆さんに喜んでもらえるお話なので、ぜひご覧ください! hsbt 柴田 博志 @hsbt 発表タイトル: 「Long journey of Ruby standard library」(1 日目 14:10 ~ 14:40) フルタイム R
Ruby 3.3.1 has been released. This release includes security fixes. Please check the topics below for details. CVE-2024-27282: Arbitrary memory address read vulnerability with Regex search CVE-2024-27281: RCE vulnerability with .rdoc_options in RDoc CVE-2024-27280: Buffer overread vulnerability in StringIO See the GitHub releases for further details. Download https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/3
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