ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • 造語だらけのポストヒューマン小説はいかに生まれたか 「宿借りの星」酉島伝法さん8000字インタビュー|好書好日

    舞台は、かつて卑徒を滅ぼした異形の殺戮生物たちが暮らす惑星。罪を犯して倶土を追われた主人公のマガンダラは、異種蘇倶の道連れとともに旅をしながら、彼らの日常が少しずつ変化していることに気づく。それは、静かなる奪還戦争の前ぶれだった――。 ――日SF大賞を受賞したデビュー作「皆勤の徒」から、約6年。「宿借りの星」は初めての長編です。構想はいつからあったのでしょうか。 「皆勤の徒」が造語だらけのポストヒューマン(人類以後)小説で、「人類には早い系」とか「ゼロ・リーダビリティー」などと呼ばれ、挫折者がすごく多かったんですけど、著者としても編集部としても制作に挫折しそうになる苦労の多いだったんです。なので、ぜひ今度は人間のSF長編を書いてください、と依頼されまして。私としても、『皆勤の徒』の造語だらけの文体で長編を書くのはどう考えても無茶だし、完成に何年もかかってしまうと思って、すなおに現代の地

    造語だらけのポストヒューマン小説はいかに生まれたか 「宿借りの星」酉島伝法さん8000字インタビュー|好書好日
    YOW
    YOW 2019/05/11
    「風刺や寓話的な擬人化になってしまいがちなので、それを避けつつ全く異質な生物と読者をどう一体化させるのか、というのが課題でした。特に今回は人類を絶滅させた生物なので、作者をも寄せ付けない感じがあり、」
  • 穂村弘(歌人) - 書評委員別に読む | BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    YOW
    YOW 2013/01/15
  • 「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」書評 生産的な議論へ、誠実正確な解説|好書好日

    やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 著者:田崎 晴明 出版社:朝日出版社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 安全か危険かではなく、何がわかっていて、何がわかっていないかを、じっくりと、ていねいに-。放射線と向き合って暮らしていくために必要な基礎知識を、できるだけ短く、正確に、そ… やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 [著]田崎晴明 昨年の東電福島原発事故による放射線の影響で、このぼくを含め日住民のほぼ全員が、恐怖と不安の中で、この一年半を送ってきた。目に見えず、なじみもない放射線を不安がるのは当然だ。だがお手軽な対応を求めて怪しげな情報に踊らされ、ためにする極論を真に受けて無用に不安をつのらせる例もいまだに多い。 困ったことに、少量の放射線による影響については、まだわからないことも多い。でも、はっきりわかっていることもある。そしてそれを知ることで、

    「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」書評 生産的な議論へ、誠実正確な解説|好書好日
  • 書評・最新書評 : アーティストのためのハンドブック [著]デイヴィッド・ベイルズ、テッド・オーランド [訳]野崎武夫 - 山形浩生 (評論家、翻訳家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■勇気を与える古典的なガイド 自分に才能はあるのか、商業主義に迎合していいのか、このまま芽が出なかったらどうしよう、空気を読むべきか、スランプからどう脱出すべきか、自分のやっていることに意味はあるのか——書が正面から取り組むアーティストの悩みは、他の人々も日々直面するものだ。そして書が与える回答やヒントも、ごくストレートなものだ。才能より努力、でもその努力が報われる保証はない。正解はないので苦闘するしかない、でも同じ苦闘するなら、やりたいことをしよう——その答えも、他の仕事や活動すべてにあてはまり、アーティスト以外でも勇気づけられる。 むろん、アート業界特有の問題などにも触れる。同じくアーティストの古典ガイドとして読み継がれ最近翻訳された、ヘンライ『アート・スピリット』よりは実務的ながら、いずれも長年読み継がれてきただけあって、シンプルで穏やかで普遍性を持つ。仕事、学業その他すべてに悩

    書評・最新書評 : アーティストのためのハンドブック [著]デイヴィッド・ベイルズ、テッド・オーランド [訳]野崎武夫 - 山形浩生 (評論家、翻訳家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    YOW
    YOW 2012/01/25
    山形浩生氏評 これなんぞ…ポチッとな
  • asahi.com: 金と芸術―なぜアーティストは貧乏なのか? [著]ハンス・アビング ― 書評 ― BOOK

    ■国家と資が価値の「神話化」に寄与 芸術への崇拝は、十九世紀西洋で、ブルジョア的な金権と経済合理性に対するロマン主義的反撥(はんぱつ)として生じた。芸術家は金のために仕事をするのではない、美的価値は市場価値とは異なるというような考えが、この時期に生まれたのである。しかし、「芸術の神話」が真に確立したのは、芸術家らが反抗しようとした、当のブルジョア自身が、そのような芸術を崇拝し、そのために奉仕することを高尚なことだと考えるようになったときである。 さらに、国家も芸術を支援することで威信を示そうとするようになった。芸術を理解する文化的国家と見られたいのである。その結果、芸術は市場によってよりも、政府や企業・ブルジョアからの贈与によって成り立っている。それだけではない。贈与が、市場価値とは異なる美的価値を保証する仕組みになっている。たとえば、市場で売れなくても、公的な助成金を得たり、美術館によ

    YOW
    YOW 2009/10/30
    柄谷行人の書評
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