ブックマーク / mess-y.com (3)

  • 『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - messy|メッシー

    私がこうの史代原作のアニメ映画『この世界の片隅に』を見たのは最近のことです。単に出遅れていました。でも、作が上映され始めたとき、少し衝撃を受けたことはよく覚えています。「祖母と見に行った」「祖母のことを思い出した」というつぶやきがSNSやブログにあふれたのです(注1)。 (注1:例えばこのまとめにある記事など。http://momomomo1232.hatenablog.com/entry/2016/11/30/010619) その時は素直に、これはすごい作品なのかもしれないと思いました。ですが、なぜこんなにも、北條すず(旧姓浦野)というヒロインを自らの祖母や母に重ねる人が多いのか、と奇妙な感じも残りました。 仕事で予定が合わず、1月の末にようやく映画を見に行きました。そして漫画原作も購入して読みました。以下では基的に映画版についての感想を中心に書きますが、必要に応じて適宜漫画版につい

    『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - messy|メッシー
    YOW
    YOW 2017/03/30
    「広島 ほのめかしと省略」「原作者があまりにもよく『広島で原爆について語る事』の意味を知っていたから、そして同時に、日本の大半の人々があまりにも広島について無知であることをも知っていたからでは」
  • 都合の悪い女は精神病院に強制入院させられる『チェンジリング』~男性映画の名手が撮った古典的女性映画 - wezzy|ウェジー

    クリント・イーストウッドと女性映画 皆さん、クリント・イーストウッドはお好きですか? イーストウッドといえばアクションやウエスタンのヒーローで、「男性映画」というイメージがあるでしょう。この作風のため、なんだか暑苦しくて興味を持てないという人もいると思います。正直、私もそんなに大好きというわけではありません。 イーストウッドが監督する映画は男性性をテーマにしていることが多いですが、単純なマッチョ礼賛ではありません。フェミニストで法哲学者であるドゥルシネラ・コーネルは『イーストウッドの男たち――マスキュリニティの表象分析』で、イーストウッドは監督として「今日の我々が直面している最も根的な道徳的・倫理的問題とともにマスキュリニティに取り組んでいる」(p. iv)と評価しています。たしかにイーストウッドの「男性映画」は複雑で、伝統的な男らしさに縛られた人々の葛藤などが綿密に描かれています。 一

    都合の悪い女は精神病院に強制入院させられる『チェンジリング』~男性映画の名手が撮った古典的女性映画 - wezzy|ウェジー
  • セレブの「フェミニスト宣言」ブーム クールでポップなフェミニズムはいつまで続く? - wezzy|ウェジー

    2016.06.24 セレブの「フェミニスト宣言」ブーム クールでポップなフェミニズムはいつまで続く? 今年の3月に執筆した記事「エマ・ワトソンのフェミニスト・ブッククラブへようこそ! 広がりを見せるフェミニズムを語る熱い波」では、2014年頃からアメリカのメディアやポップカルチャーの世界で「フェミニズム」が盛り上がりをみせている現象についてお伝えした。今回の記事はその続編として、この現象に対する批判的な論評について紹介してみようと思う。 この5月に『We Were Feminists Once: From Riot Grrrl to CoverGirl®, the Buying and Selling of a Political Movement』というアメリカで出版された。著者は、作家・編集者で「ポップカルチャーへのフェミニストの応答」を謳う雑誌・メディア『Bitch』の創立者の

    セレブの「フェミニスト宣言」ブーム クールでポップなフェミニズムはいつまで続く? - wezzy|ウェジー
    YOW
    YOW 2016/06/27
    「セレブにフェミニズムをどう定義しますかと質問する代わりに、自身の仕事の領域や属するコミュニティにおいてどういう風にそれを実行に移すのかを聞かなくてはいけない。」
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