5人に1人が高齢者=2050年予測−国連人口基金 5人に1人が高齢者=2050年予測−国連人口基金 講演する国連人口基金(UNFPA)のオショティメイン事務局長=1日、東京都渋谷区の国連大学 来日した国連人口基金(UNFPA)のオショティメイン事務局長(前ナイジェリア保健相)は1日、都内の国連大学で「21世紀の高齢化」と題した報告書を世界に向けて発表し、「世界では現在、9人に1人が60歳以上だが、2050年には5人に1人になる」と警告した。10月1日は「国際高齢者の日」に指定されている。 発表に伴い講演を行った事務局長は「日本は現在、世界で唯一(60歳以上の)高齢者の割合が30%に達しているが、50年には64カ国が日本と同じになる」と強調。高齢化対策で「日本が現在行っていることを他国は学ぶ必要がある」と述べ、世界が日本に注目していると訴えた。(2012/10/01-18:43)