asahi.com（朝日新聞社）：国と海自元海曹に賠償命令 横浜地裁、いじめ自殺訴訟 - 社会海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」乗組員だった１等海士の男性（当時２１）の自殺は先輩隊員の元２等海曹によるいじめが原因として、遺族が国と元２曹に計約１億３千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２６日、横浜地裁であった。水野邦夫裁判長は国と元２曹の賠償責任を認め、計４４０万円の支払いを命じた。 男性は２００４年１０月、東京都内の駅で電車に飛び込み、自殺した。元２曹を名指しして「お前だけは絶対に許さねえからな」などと非難する遺書が見つかった。元２曹は０５年１月に別の隊員への暴行・恐喝罪で有罪判決が確定したが、海自の調査で男性の自殺との関連性は不明とされ、遺族が０６年４月に提訴していた。 原告側は、男性が元２曹からエアガンなどで暴行され、アダルトビデオの買い取りを強要されるなど「執拗（しつよう）ないじめが自殺に追いやった」と主張。上司らが元２曹による暴行などを知りながら放置するなどしたために自殺に
