谷崎昭治さん(左端)と西川美代子さん(右端)が写る、鑑定に使用された家族写真 写真を見る 長崎原爆資料館に展示されている写真「黒焦げとなった少年」=13日午前、長崎市の長崎原爆資料館 写真を見る 記者会見する(左から)谷崎昭治さんの妹、山口ケイさん、西川美代子さん、深堀好敏会長=13日午前、長崎市内 写真を見る 長崎原爆の写真調査を続ける長崎平和推進協会写真資料調査部会は13日、長崎原爆の投下翌日に爆心地近くで撮影された「黒焦げとなった少年」に写っている人物が、長崎市岡町の当時中学生の13歳、谷崎昭治さんの可能性があると発表した。昨夏、写真を見た谷崎さんの妹2人が「兄ではないか」と名乗り出たため、同会が専門家らに依頼し鑑定した。被爆から71年、原爆の悲惨さを世界に伝えてきた写真の少年が誰なのか、解明に近づいた。 写真は1945年8月10日、写真家の故山端庸介さんが撮影。故伊藤一長前長崎市