エクセルの「条件付き書式」は、特定の条件に一致するセルを探して自動的に書式を設定する機能です。通常はセルだけに適用されますが、「行全体」に適用して目立たせると、一致したデータをよりわかりやすくできます。 Excelの表で、条件に一致する行全体を目立たせたいことはありませんか? 例えば、成績表の「不可」を含む行や、カレンダーの「土曜日」「日曜日」を含む行。行全体が色分けされていれば、ほかの行と区別しやすいですし、同じ行にあるデータも見つけやすくなります。 これは「条件付き書式」で実現できるのですが、条件の指定には、ちょっとした工夫が必要です。本記事では、条件付き書式で行全体に書式を適用する方法を紹介します。 「強調表示ルール」ではセルだけしか適用されない 以下は成績表の例です。G列で評価が求められており、「不可」に該当する生徒を目立たせたいとします。 「不可」を目視で探すのは大変なので、条件