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ブックマーク / mereco.hatenadiary.com (5)

  • ミュンヘンの小さな聖堂「アザム教会」のバロック濃密空間に圧倒される - 沙東すず

    世界最大のビール祭「オクトーバー・フェスト」で有名な南ドイツの街・ミュンヘンに、仕事の出張で一週間ほど滞在しました。はじめてのヨーロッパ!はじめてのドイツ!はじめての海外出張!と舞いあがり、時間の許す限り観光してしまった…中でもいちばん印象に残ったのは、あるクレイジーな建築家兄弟が思う存分腕をふるった小さな教会でした。 ミュンヘン街歩きは新市庁舎前からスタート あいにくというか下戸のわたしには折よくというべきか、ちょうどビール祭は終ったばかりの十月下旬。実はミュンヘンの前にはシンガポールに一週間いたので、寒さがひときわ身に沁みました。ミュンヘンの緯度は北海道と同じくらいなのです…。街路樹の紅葉や色づいた実がきれい。 南ドイツの鉄道網は、ミュンヘン中央駅を中心に整備されています。街に出るために、ドイツ人の親切なおっさんに教えられながら一日乗り放題切符を買う。この切符でエリア内のSバーン(都市

    ミュンヘンの小さな聖堂「アザム教会」のバロック濃密空間に圧倒される - 沙東すず
  • 大正時代の遊郭の建物をそのまま使った料亭「鯛よし百番」の絢爛世界! - 沙東すず

    先日、4年弱使ったauの分厚い携帯を解約しようとして「誰でも割の解約料が9975円かかりますがよろしいですか?」との返答にあごをはずしたメレ子です。基料がお安くなるプランは自動更新されて解約条件が制約されてしまうので、拘束のタイミングを把握してないと危険!みんなはメレ山のような情報弱者にならないよう気をつけて…*1。「二年の年季が明けないと、請け出されることもままならぬ…これではまるで携帯界は置屋システム!」と考えていたら、遊郭の建物を使った料亭に行ってきたことを思い出したのでご紹介します。 大阪・飛田新地の中に建つ料亭「鯛よし百番」。ちなみに飛田新地はかなり濃い雰囲気の歓楽街で、鯛よし百番よりも百番への道に建ちならぶ、ピンクのぼんぼりを灯したお店が今も遊郭的機能を残しています。上がりかまちに座布団が敷いてあり、髪を高く結い上げたお姉さんが座ってライトアップされていました。お姉さんがまぶ

    大正時代の遊郭の建物をそのまま使った料亭「鯛よし百番」の絢爛世界! - 沙東すず
  • 葉桜の吉野山で猫兄弟に道を説かれる - 沙東すず

    三月に東京に引っ越したのですが、関西(おもに奈良)への郷愁断ちがたく、春の吉野山に行ってきました。あいにく桜はほとんど終っていたのですが、いろんな花が咲いていてとても気持ちよかったです。 近鉄吉野駅に着いたのはもう夕暮れ時。宿は吉野山の中にあるので、電話して迎えにきてもらいます。 夕を一時間後にしてもらい、しばし宿のまわりを探索。いつのまにか日が長くなったなー 1キロほど上の吉野水分神社まで行ってみようとしたんですが、日が沈んでしまったのでふしょうぶしょう戻りました。 じゃらんで安かった宿を適当に予約したら、ごはんが値段から想像できないほど豪華!抹茶塩つきの天ぷらがおいしい。「太鼓判」というお宿です。昼もいろいろ旅行してまわって疲れていたので、あっという間に寝てしまいました。 朝はまず近くの竹林院の庭を見にいきました。日好きの外国人が来たら泣いて喜びそうなたたずまいの旅館です。 吉野山

    葉桜の吉野山で猫兄弟に道を説かれる - 沙東すず
  • 竹富島で花咲きみだれる琉球古民家の集落を歩く - メレンゲが腐るほど恋したい

    みなさんは昨年夏の八重山旅行記が未完であったことすら忘れているでしょう…今回は沖縄民家が数多く残る竹富島(たけとみじま)の紹介です。わたしはつい「ちくぶじま」と読んでしまいそうになりますが、それは琵琶湖に浮かんでいる竹生島です…。 竹富島は石垣島からフェリーで10分ほどで着いてしまいます。徒歩やレンタサイクルでめぐれる小さな島です。街路樹が地元とぜんぜん違う木だと楽しすぎて脳内で変な汁が出ますよね… サンゴ砂がしきつめられた白い道、サンゴ石の石垣に囲まれた赤瓦葺きの民家、南国の花々…こんな風景がずっと続いていて、いくら撮っても撮り足りない!沖縄の映画などで漠然と「沖縄って全体的にこんな感じなのかなー」と思っていましたが、こういう古い集落の形が残っている場所は少ないそうです。台風の被害がひどいためか、石垣島もコンクリートの平たい屋根の建物が多い。 「古い街並み」という言葉に釣られてみたらニセ

    竹富島で花咲きみだれる琉球古民家の集落を歩く - メレンゲが腐るほど恋したい
  • ダム湖に映える梅の郷・月ヶ瀬梅渓 - 沙東すず

    もう桜が咲こうという季節に梅の話かよ…と思われるかもしれませんが、奈良の月ヶ瀬梅渓に行きました。 JR・近鉄奈良駅から出ている「観梅バス」に乗り、柳生などを経由して約四十分の尾山で下車。バスには「歩こう会」的な中高年の集いが三つほどつまっていてギュウギュウです。案内板を見るかぎりすごい梅っぷりなので、適当に山を下ってみることにします。 道ぞいにはみやげ物屋がひしめいていて、まんまと草もちを買ってしまいました。梅干し・梅酒・梅せんべいなどの梅グッズからおまんじゅう・長いも・椎茸など、田舎の香りがするおみやげ満載でおばちゃんたちのサイフのひもはゆるみっぱなし! 梅林だけじゃなくて丹精された盆梅も売られている。うちにも梅の盆栽(梅子)があるのですが、買った年は枝いっぱいに咲いていたのに今年はサッパリ…こんなにキレイに咲かせるにはどうしたらいいの… 展望台からの眺め。月ヶ瀬梅渓は名張川をはさむV字

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