民間放送キー局5社が集まって、放送後のテレビ番組をインターネット経由でいわゆる見逃し配信する無料サービス「TVer(ティーバー)」を10月に立ち上げるというニュースが今夏に報じられた(関連記事)。9月初旬には米の動画配信サービス大手であるNetflixのサービスも国内で始まり、インターネットによる動画コンテンツ配信の周辺がにわかに活気を帯びている。 新サービスのTVerは、Netflixをはじめとする定額制動画配信サービスの対抗軸になり得るのか? あるいは大手テレビ局各社が既に取り組みをスタートしているインターネットによる無料見逃し配信と何が違うのか? TVerの立ち上げに関わるキーパーソンにインタビューした。 今回の取材に応えていただいたのは、(株)テレビ朝日ホールディングス (株)テレビ朝日の経営戦略局 渉外担当局長の長谷川洋氏、(株)東京放送ホールディングス 総合戦略局 総合戦略部長