【北京=川越一】北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は25日、韓国の李明博政権と「あらゆる関係を断絶する」との談話を発表した。中国国営新華社通信が朝鮮中央通信の報道として速報した。 北朝鮮の魚雷攻撃で韓国哨戒艦が沈没したとの調査結果発表を受け、韓国や米国が北朝鮮への強硬姿勢を打ち出していることに反発したものとみられる。
北朝鮮との境界に近い韓国・白ニョン島(Baengnyeong Island)で、クレーン船で引き揚げられた韓国海軍の哨戒艦「天安(Cheonan)」の船尾部分(2010年4月15日撮影)。(c)AFP/HONG JIN-HWAN 【5月2日 AFP】韓国の金泰栄(キム・テヨン、Kim Tae-Young)国防相は2日放送されたテレビ番組で、3月26日に同国海軍の哨戒艦が沈没したことに対してなんらかの報復が必要だとの考えを示した。 KBSテレビの番組で金国防相は、「わが兵士の死亡に責任を負うべき者たちに代償を支払わせる。どのような形になるにせよ、報復はなされなければならない」と語った。4月29日に行われた犠牲者46人の告別式で金盛賛(キム・ソンチャン、Kim Sung-Chan)海軍参謀総長も、弔辞のなかで同様の発言をしている。 金国防相は番組の中で、沈没現場から3ミリほどの小さな「アルミニ
4月22日、韓国軍当局は3月に黄海で沈没した哨戒艦について、北朝鮮の潜水艦が発射した魚雷が原因との見方をとっていたことが明らかに。写真は2日、現場海域を捜索する韓国軍当局者(2010年 ロイター/Jo Yong-Hak) [ソウル 22日 ロイター] 韓国軍当局は、3月に黄海で沈没した哨戒艦について、米国と共同で収集した情報に基づき、北朝鮮の潜水艦が発射した魚雷が原因との見方をとっていた。聯合ニュースが22日報じた。 報道は軍幹部筋の発言として、韓国軍情報部は事件直後に、北朝鮮の関与は「確実」との報告書を青瓦台(大統領府)に送っていたと報じた。この幹部筋は「北朝鮮の潜水艦は弾頭200キログラムの魚雷を装備している。軍情報部は明らかに北朝鮮の仕業との報告を、沈没直後に青瓦台と国防省に送った」と述べたという。
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