いよいよ、48グループのメンバーが出演する新しいドラマが始まる。 その名も『豆腐プロレス』。テレビ朝日系列で2クールに渡って全国放送され、土曜日の24時30分からという恵まれた時間帯だ。アイドル×プロレスとは意外な組み合わに思えるが、どちらも肉体を武器にしたエンタテインメントであることを考えれば、キャバクラを舞台にした『キャバすか学園』よりもぴったりな題材かもしれない。 さて、AKBがいよいよプロレスとかかわりを持つということで、この機会にぜひとも運営およびメンバーに読んでほしい本がある。柳澤健『1985年のクラッシュ・ギャルズ』だ。ぼくはプロレス者というわけではないが、この本はスポーツもののノンフィクションとしておもしろく読んだ。それだけでなく、エンタテインメント業界のビジネス書としての側面も併せ持っている。観客を楽しませるとはどういうことか、優れたレスラーはいかにして客席の心をつかんで
1985年のクラッシュ・ギャルズ 作者: 柳澤 健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/09/13メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 108回この商品を含むブログ (40件) を見る読んだのは少し前だが、私事でばたばたして読了直後に書くことができませんでした。 「1993年の女子プロレス」に比べると、自分の予備知識が少ないんですね。なんだかんだと言って90年代は全盛期の週プロに引きずられて自然とブル中野や北斗晶などスターについては名前や個性を知っていた。80年代だと、主要人物はやっぱり知っているけど、比較すると知識はそれほどでもない。 なので、かなり個別のテーマになりますが、自分が一番注目したのは長与千種のほうではなく「ライオネス飛鳥」のほうでした。これは初出の雑誌で読んだときに、長与のほうのことは一通り出ていたということもあるのですが。 まず、ライオネス飛鳥は、ひとり
クソ忙しい中、寝る間を削って増田俊也さんの「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を読んだ。ゴン格連載時からちょくちょく読んではおったのだが、単行本で通して読んでみるとこれはやはり堂々たる大著であり、今後柔道史・総合格闘技史を語る上での基準となるべき、極めて重要な書物であった。要するにクソ面白いのである。 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 作者:増田 俊也新潮社Amazon 柔道史に関して高専柔道と大日本武徳会を大きくとりあげ、講道館中心史観を覆す柔道観を、総合格闘技隆盛の現代からの視点で提示しているのが素晴らしい。しかしこういうことを書いた本は他にもあって、たとえば真神博という人の書いた「ヘーシンクを育てた男」は武専出身の気骨あふれる柔道家、道上伯の生涯を描いて鮮やかだ。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が面白かったという人には、是非読んでほしい名著である。読んだ当時の感
増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)を読んだ。全700ページと分厚い超大作ながら、夢中でぐいぐいと読み進み、どっぷりと昭和柔道史および戦後の魑魅魍魎の世界に浸る事ができた。右を向いても左を向いても、少なくとも聞いた事のある伝説級の名前がゴロゴロ出てきて、彼らの生年月日を考えれば当たり前ながら、戦後すぐの日本は一体どんな世界だったんだよと思ってしまった。この本をドンと出した新潮社は偉い。そして長きに渡り、連載ページを割いてきた『ゴン格』はもっと偉い。 タイトルを読めば予想されるように、あの“昭和の巌流島”力道山vs木村政彦を中心点に置いた木村政彦伝であり、また柔道史であり、格闘技史プロレス史であり、つまりは戦後日本史そのものである。主要人物事象だけでなく、その周辺を徹底的に調べ尽くし、資料と調査をしまくった大力作。連載されていたのでやや重複が多いのは仕方ないか。ドキュ
流血の魔術 最強の演技 すべてのプロセスはショーである ミスター高橋 / 講談社 / 2001/12/10 ★★★★ 楽しい話がいっぱい 元新日本プロレスの名物レフェリー、ミスター高橋の内幕暴露本。引退後に作るはずだった警備会社に関する約束を会社側に反故にされたことへの報復と噂されている。タイトルと副題にあるように、新日本プロレスの試合がすべてショーであることを明らかにしている。「プロレスは八百長である」という世間の常識からすれば当たり前のことだと思うかもしれないが、(1) マッチメイキングに深くかかわった重要人物による暴露であること、(2) それがインサイダーにしか知り得ない細かい記述によって支えられていること、(3) 「すべて」の試合がショーであると述べていることに重要性がある。 最後の点についてもう少し詳しく述べれば、普通のプロレス・ファンは、プロレスの試合はショーであるとは思ってい
何をもってして失敗といい、何をもってして成功と定義するのか。 どう突っ込めと。今回の件に。 はいはい”共犯者”のkamiproですよ。 http://www.kamipro.com/news/?id=1209126604 フランク・トリッグが一方的に不参加を表明! …契約自体は合意に達していたものの、日米という遠距離での電話による交渉のため、契約書にサインするという形での締結がままならず。そのため、トリッグの契約違反にはならないという。 まず質問ですが、根本から聞かないと。 つまり「本当なんですか?」と。 いやほんとにホントに、「一方的な不参加」って本当ですか。机の写真は笑ってるだけ(元ネタ知らんか、君たち)。 これ自体が見出しとして取るには不適切では。 私だったら 「チーム笹原、一方的に『一方的に不参加を表明』と表明!!」と見出しに取りたい(笑) だいたい、そういうことならまず、契約書を
柳澤健、著書『1976年のアントニオ猪木』は、既にお読み頂いただろうか? 昨今、日本の総合格闘技は、プロレス・ファンを引き込むことで成長したが、見事なまでに、その煽りを受けたプロレスは、今も尚衰退の一途にある。 考えてみれば、不思議なものだ。 残酷なまでに勝敗が全てとされるリアルファイトと、あらかじめ勝敗が決められた大衆娯楽のプロレス。この全く相反する両者が、日本に限っては密接に、複雑に、影響し絡み合っている。 アメリカでは、“リアルファイト”のUFCと、“エンターテインメント”のWWEが混同されることはまずないだろう。 「こんな国は日本だけだよね」。今回、長時間にも及ぶインタビューに応えてくれた、柳澤さんは語る。 源流を辿れば、かつてプロレスの先に、総合格闘技即ちリアルファイトがあるもんだと多くの人が信じて、裏切られたという現実があり、最終的には、一人のレスラーに行き着く。そう、アントニ
村上春樹訳「ロング・グッドバイ」を一度読み終えたのですが、フイリップ・マーロウが本作において僕と同じ年齢であることに気づき、思わず興奮しても一度読み返してるふるきちです。こういうのは嬉しいですね。春樹さんが僕の年齢に合わせて「ロング・グッドバイ」贈ってくれたような気がして(←妄想・笑)。 しかし、昨夜その読みを中断してでも読みたい本に出会ってしまいました。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9981773085 これは凄いですよ。アントニオ猪木がジャイアント馬場を追い抜くべくいかにして異種格闘技戦というタブーに手を出していったか。ルスカ戦、アリ戦、パク・ソンナン戦、アクラム・ペールワン戦の舞台裏を精緻な取材とともに解き明かしてゆくこの鮮やかさ。類書の追随を許すところがない。 そう、これはマス・オ
存在しないブログIDです ご指定のURLはアメブロ未開設、誤ったURL、または既に退会処理をされたURLです。 再度URLをご確認ください。
プロローグ 1976年のアントニオ猪木 作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 146回この商品を含むブログ (52件) を見るまず、これまでも折に触れて見つけた同書書評は紹介してきたし、書名をキーワード化したので、はてなを網羅することはできた(1976が全角の場合はその限りではない)のだが、あらためて募集。コメント欄にURLを書いてくだされば紹介させていただきます。 この下部分に書名キーワードの一覧あり。 http://d.hatena.ne.jp/keyword/1976%c7%af%a4%ce%a5%a2%a5%f3%a5%c8%a5%cb%a5%aa%c3%f6%cc%da amazon書評 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163689605/hatena-22
http://www.samurai-tv.co.jp/program/otherp.html バトルステーション マッスル 「マッスルハウス4」 2007.5.4 後楽園ホール ? 5月12日(土)22:00〜24:00 ※ファースト・ラン ? 5月13日(日) 8:00〜10:00 ? 5月13日(日)19:00〜21:00 ? 5月14日(月)25:00〜27:00 ? 5月16日(水)15:00〜17:00 ? 5月18日(金)10:00〜12:00 ? 5月24日(木)10:00〜12:00 ※ラスト・ラン ※ 抗争内容は予告無く変更する場合があります。 これが噂の“プロレスの向こう側”! この面白さ、見てみなくっちゃ分からない!! 出場予定/マッスル坂井、鶴見亜門、藤岡メガネ典一、趙雲子龍、ペドロ高石、他 ©DDT/マッスル 「その他何か私の注意すべきことはないでしょうか?」
春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く