長野県飯田市で食品会社に勤める近藤茂さん(55)が、昨年8月に円周率5兆桁を計算をしたという記録が、このほどギネスブックに登録された。 円周率5兆けた計算、ギネスも認めた 長野の会社員 そのニュースが巷に流れた2011年2月13日の13時、わたしはまったく偶然にお茶の水駅前の丸善書店で、風変わりな本を手にしていた。 それが『π 円周率1,000,000桁表』だ。 真っ白に墨一色で巨大なパイが書かれた表紙。巨大なパイ……。フーターズ好きの心にピクリと来るものがあるが、もちろんここでは関係ない。パイの下にはタイトル「円周率1,000,000桁表」とあり、これが本書のすべてを言い表している。まさか? まさか円周率100万桁が、ただ印刷されているだけの本……? その通りなのだ。 お馴染みの3.1415から始って、926535897932384626433832795028841971……と書き写し