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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (24)

  • この本がスゴい!2023

    「あとで読む」と思ったが、後で読まれた試しがない。 今度の週末・連休にと、積まれたは崩されない。次の盆休み・年末年始に繰り越され、山脈を成し床が消える。 読書事になぞらえて、「血肉化」と表現するならば、私がやっていることは、メニューを眺めて片っ端から注文しているくせに、いんすた映えを気にしながら撮るくせに、まともに咀嚼して嚥下して消化してない状態だ。 そのくせ、「積読も読書のうち」と開き直ったり、溜まったこそ私の証などと屁理屈こね回す。読まないに「負債」のような後ろめたさを感じつつ、新刊を探しだす。新しいはそれだけで価値があると盲信し、かくして積読リストは延びてゆく。 もう一つ、恐ろしい予感がある。感受性の劣化だ。 あれほど楽しみに「取っておいた」が、まるで面白くなくなっている。いや、そのの「面白さ」が何であるかは理解できる。だが、それを面白いと感じなくなっているのだ。

    この本がスゴい!2023
    bigchu
    bigchu 2023/12/01
    ホラーの哲学うう!!!
  • 文学とは感情のハッキングである『文学問題(F+f)+』

    「文学とは何か?」という問いに対し、夏目漱石の文学論を徹底的に読み解き、ここ100年の文学理論を振り返り、さらには文学の認知科学の領域まで踏み込む、画期的な一冊。もの凄く面白く、かつ、自らも考えさせられる。このエントリでは、前半で書を紹介し、後半では考えさせられたことを述べる。 まず、書の紹介から。 著者は山貴光、心の哲学やゲームデザインの分析、百学連環の精読など、人文知のユニークな斬り口を見せてくれる文筆家だ。聖書からtwitterまで、さまざまな文体を、人と文のインターフェースとして分析した『文体の科学』が面白かった。 書は最初にタネ明かしをする。「文学とは何か?」という問いに対し、漱石の答えは「F+f」だという。大文字「F」は、人間が認識すること。人の注意が向いて意識の焦点が当たってる印象や観念を指す。そして小文字「f」は、認識に伴って生じる情緒を指す。すなわち、あらゆる文学

    文学とは感情のハッキングである『文学問題(F+f)+』
    bigchu
    bigchu 2018/06/10
    やはり釈尊には文学不要なのか
  • 食う寝る殺す『性食考』

    べること、セックスすること、殺すこと。これらは独立しているのではなく、互いに交わり重なり合っている。「べちゃいたいほど、愛してる」という台詞を起点に、古事記と神話、祭りと儀礼、人類学と民俗学と文学を横断しながら、人の欲の深淵を覗き見る。ぞくぞくするほど面白い。 著者は民俗学者。引き出しを沢山もっており、バタイユやレヴィ=ストロース、デズモンド・モリスや柳田國男などを次々と引きながら、性とにまつわるさまざまな観点を示してくれる。おかげで、わたしの引き出しも次々と開かれることとなり、読めば読むほど思い出す読書と相成った。 たとえば、入口の「べちゃいたいほど、愛してる」は、センダック『かいじゅうたちのいるところ』から引いてくる。いたずら小僧のマックスが、罰として寝室へ追いやられるところから始まる夢と空想と「かいじゅうたち」の物語。その愛のメッセージを引いてくる。 「おねがい、いかないで。

    食う寝る殺す『性食考』
    bigchu
    bigchu 2017/10/12
    食べたいわ、尻肉おくれ / カニバリズム
  • 「お金」というテーマで本を選んだ

    お金」という言葉から、あなたは何を連想するだろうか? 生活費? 給料? 投資? 経済? それとも「お金」で買えるさまざまなモノから、お金では買えない何かを思い浮かべるだろうか。お金を強奪したり騙しとる犯罪や、お金によって狂わされる人生、富や成功を想像するだろうか。 ここでは、「お金」がテーマの読書会で集まったを紹介する。お薦めをもちよって、まったり熱く語り合う「スゴオフ」という読書会だ。毎度毎度、すごいがざくざくと見つかる宝の山なり。「それは知らなかった!」という驚きの傑作から、「そのテーマでこのにつなげるのか!」という発想の妙まで、何度叫んだことやら(詳しくは[スゴオフ]をチェック)。 懐かしいもの、知らないもの、意外なもの、様々なに出会うことを請合う。 お金持ち お金といえば「お金持ち」。お金持ちといえば、9兆円にものぼる資産を持つ世界最大の投資家ウォーレン・バフェット

    「お金」というテーマで本を選んだ
    bigchu
    bigchu 2017/09/17
    空へはおもしろい。悲劇を生むのはいつだって人間の欲である。
  • 人は歌で進化した『人間はなぜ歌うのか?』

    「ロックンロールは骨で聴く」というセリフが好きだ。人類の大半が肉体を捨て、電脳世界で暮らすSF映画『楽園追放』のセリフだ。そこでは、音楽を始め、あらゆる快楽を享受することができる。そんな時代に、生身の体を持ったある男が、ロックは骨で聴くものだとつぶやく。 これ、すごく分かる。 彼のようギターを抱えて弾いても分かるし、ライブやコンサートの大音量に包まれても分かる。音楽は、確かに耳からの音を通じて聴くものだが、それだけではない。顔や腕の皮膚や、足下・体の芯から振動を感じ取るものだ。 なぜなら、体の外から入ってきた音楽が自身と一体化し、自分の中に音楽があることに気づくから。わたしの声が、鼓動が、手拍子が、足踏みが音楽と呼応するものだから。ロックンロールに限らず、音楽は身体で感じ、共に歌い、叩き、踊るもの。静聴を求められるクラシックのコンサートでも、最後は万雷の拍手で応えるでしょ。それも同じことだ

    人は歌で進化した『人間はなぜ歌うのか?』
  • 女の子の匂いを再現する

    女の子の匂いをご存知だろうか? 漂ってくる「匂い」というより、すれ違うときにクる「あの感じ」といったほうがいい。あるいは、部屋に入ったとき、女の子がいる(いた)空気のようなもの。大事なのはカッコ()の中で、視覚的ものではない。「さっきまで女の子がいた部屋」でも分かるし、建物内ならある程度たどるのは可能だ。 最初は、私の変態的妄想力が産み出した幻臭かと思った。「女の子って、どうしてあんなにいい匂いがするのだろう」と悶々したことがある。が、同志の意見を総合し、私の経験を重ねると、どうやら妄想ではなさそうだ。 それは、いわゆる「せっけんの香り」だろうか。石鹸そのものに限らず、中高生が滴らせているシャンプーやボディケア香や、デオドラントのメチルフェノール系の匂いなどが相当する。そうした、後付けの合成香料をもって、我々は「女の子の匂い」とみなしているのだろうか。 たとえば、「ビオレさらさらパウダーシ

    女の子の匂いを再現する
    bigchu
    bigchu 2017/01/22
    悲しいことに現代女子はタバコの臭いがもっとも多い
  • 『土と内臓』はスゴ本

    人体をトポロジー的に見ると、消化器官を中心とした「管」となる。もちろん胃や腸には逆流防止のための弁が備えられているが、位相幾何学的には「外」の環境だ。 この見方を推し進め、内臓をぐるりと裏返しにしてみる。くつ下を裏返すように、内側を外側にするのだ(このグロい思考実験は、クライヴ・バーカーのホラー小説でやったことがある)。裏返しにされた小腸や大腸を見ると、そこに植物の根と極めてよく似た構造と営みを見出すことができる。「水分や栄養素を吸収する」相似だけでなく、そこに棲む微生物との共生関係により、健康や成長面で重要な物質がやり取りされている。根と腸は、微生物とのコミュニケーションや分子取引をする市場なのだ。 書の結論は、微生物を中心とした人体の腸と植物の根の相似型であり、これに頭をガツンとやられた。ばらばらに得てきた知識が書で一つにまとまるとともに、わたし自身が囚われていた先入観がぐるりと―

    『土と内臓』はスゴ本
    bigchu
    bigchu 2017/01/16
    skull fuck
  • 本好きあるある『吉野朔実は本が大好き』

    もちろん、好きなを読むことは楽しい。だが、好きなについて語り合うことは、もっと楽しい。 読書は孤独な行為かもしれないが、書を語るのはもっとオープンになると嬉しい。オフ会を開くのはそのため。好きなを持ちよって、ああだこうだと語り合うのは至福のひととき。11月26日に「失恋」をテーマにオフ会をやるので、ご興味のある方は[スゴオフ]をどうぞ。 を読んでいるときも、「これ、あの人に薦めたらこう読むだろうな」とか、「これとあのを合わせたら、面白い化学反応になるだろうな」などと妄想をたくましくする。書を措いて友に会おう。面白いが、もっと面白くなる。 これは、リアルで知り合ってなくてもいい。作品について楽しく語るエッセイやブログ主と、一方的に友達になればいい。吉野朔実はそんな読み友達の一人で、『少年は荒野をめざす』や『ECCENTRICS(エキセントリクス)』を通じ、少女の不完全性について

    本好きあるある『吉野朔実は本が大好き』
  • セックスの回数が増えている件について

    3.11の前と後で、増えてる、きちんと数えてないが、2倍ぐらい(当社比)。 未曾有の危機を目の当たりにし、「ゆれ」に対して極端に敏感になっており、身体モードが戦闘態勢に入っているからだろうか。加えて、目先の不安、将来の不確かさが「生きること」そのものへの欲求をつのらせているからだろうか。生命の危機に瀕すると、生命を残そうとする情動スイッチが興るのだろうか。 吊橋効果というコトバがある。ぐらぐらする吊橋を男女で渡るとき、恐怖によるドキドキを恋愛によるドキドキと勘違いしてしまうやつだ。聞くところによると、婚約指輪がバカ売れしているそうな。コンドームも然りかと。揺れているのは福島だけではない。日列島という弧が巨大な吊橋と化しているのか。 いずれにせよ、スイッチが入ったのは、わたしだけでない。行為に没頭することで不安を鎮めようとするのか、互いが互いにしがみつく。だが、これが「」になると想像力を

    セックスの回数が増えている件について
    bigchu
    bigchu 2011/04/13
    : 生命危機とかぬかされたら吹く
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: このエロマンガがスゴい2008(成人向)

    年末を待たずにベスト3を発表するよ! というのも、「もうこれ以上のスゴいエロマンガは出てこないだろう」と見きわめたので。見込みが違いであれば、「それを推すならコレ読んでみろ」と教えて欲しい。よろこんで拝読奉る。 最近のエロマンガのうち、「これはスゴい」と自信もっていえるベスト3を挙げる。なお、評価は「いかにエロいか」というよりも、「いかにスゴいか」に重点をおいている。したがって順位と実用度は比例しない。むしろ使用頻度が高いのは選外となった「いつも君を感じてる」「YOUR DOG」だし。 ■ 第3位 少女マテリアル(鳴子ハナハル) 発売当初売り切れ続出、一般棚まで進出した曰くつきの成人コミック。 実用度◎のスゴエロ。つるんとした肌感がゆでたまごのようで美味也。ラブコメ仕立てのものが多く、明るく楽しくえっちするのが好きな方向け。カラミへの移行もスムーズで、いきなりストーリーパートを飛ばすことも

    bigchu
    bigchu 2009/05/30
    : これだったな
  • この本がスゴい2008

    今年もよい出会いがあり、それはあなたのおかげ、とても感謝しています。 ここでいう「あなた」とは、親切にもコメント欄よりオススメいただいたアナタだけでなく、某所で罵倒しまくってたキミも含まれる。なぜなら、「○○がスゴいんだってーフフン、じゃぁ△△読んでないだろ」なーんて教えてくれたから。 ありがたいのはまさにソレ、「そんならコレを読め」と言ってくれる方は、○○も△△も読んでる。わたしが知らない△△を、わたしが読んだ○○から教えてくれるのだから、これほど有益なものはない。 わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる所以はここにある。反面、これができずに唯我独尊を貫くと、非常に限定された世界の読書王となる。なまじ蓄積があるだけに、外からのアドバイスが受け入れられず、読書はすべて自意識の確認作業となる。気の毒だけど、よい反面教師だ。この道は、いつかきた道。わたし自身が陥らないよう、用心用心

    この本がスゴい2008
    bigchu
    bigchu 2009/05/30
    すごふぉん2008
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 【成人向】 ロリコンに春は来ない「少女病」

    某所でロリコン小説が話題になっているが、まとめはょぅι゛ょ小説リストをどうぞ(ショタもある)。紳士諸君の方々はご興味並々ならぬといったところだが、なかでも田山花袋の「少女病」あたりが直截だ。ロリコンに春は来ない理由のひとつが、セキララに語られる。百年前の小説だが、一定の「覚悟」を必要とする。 要するに、少女を美しいと感じ、憧れるのはアリだが、「押し倒したい」「モノにしたい」と感じないのは、どこか壊れているからだそうな。むやみに恋愛神聖論を気取って、口ではキレイゴトを言いながら、肉欲を押さえつけるのは、一種の病気だという。精神と肉体が調和していないんだって。 ひどいことをいう。 そして、このひどいことを言われているのが、「少女病」の主人公。 子もあるエエトシこいたオッサンなのだが、少女が好きでたまらない。しかもシチュエーションが重要で、「混雑した電車の中でもみくちゃにされる美少女」こそが最

    bigchu
    bigchu 2009/05/30
    : どこか壊れているからだそうな。
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: モノの見方が確実に変わる「フォークの歯はなぜ四本になったか」

    モノの見方が確実に変わる一冊。 フォーク、ナイフ、クリップ、ジッパー、プルトップなど、身近な日用品について、「なぜそのカタチを成しているのか」を執拗に追求する。日ごろ、あたりまえに使っているモノが、実は現在のカタチに行き着くまでに途方も無い試行錯誤を経たものだったことに気づかされる。 いわゆるデザインの定説「形は機能にしたがう(Form Follows Function)」への論駁が面白い。著者にいわせると、「形は失敗にしたがう(Form Follows Failure)」だそうな。もしも形が「機能」で決まるのなら、一度で完全無欠な製品ができてもいいのに、現実はそうなっていない。モノは、先行するモノの欠点(失敗)を改良することによって進化していると説く。これが膨大なエピソードを交えて語られるのだから、面白くないわけがない。 たとえば目の前のフォーク。そのカタチ・大きさになるまで延々と進化の

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: モノの見方が確実に変わる「フォークの歯はなぜ四本になったか」
    bigchu
    bigchu 2008/03/10
    : 偶然だな、昨日喫茶でフォークがなぜ4本になったのか気になって、食べていたら謎はとけた/食いしん坊な人なら気づくはずだ、4本でなくてはならない理由が
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 女陰の呼び方

    語が貧弱だという奴、ちょっと来い。 愛の泉、愛の谷間、赤貝、赤門、あけび、あすこ、あそこ、アタッキングポイント(attacking+point)、アタックポイント(attack+point)、あちょこ、熱い泉、あな、穴倉、あなぼこ、あなぽこ、あなめど、あれ、一切衆生迷惑所、入口、入れ物、岩戸(<天の岩戸)、隠花、陰所、陰部、陰門、ヴァギナ(vagina)、うけ、うす(臼)、うつわ(器)、えら(腮)、オアシス(oasis)、奥、奥所、奥の院、奥の細道、お貝貝、おかいちょ(<お開帳)、おしし(お獅子)、男泣かせの穴、おちゃ、おちゃつぼ、おとしあな、おばけ、おはこ(お箱)、おはま(<はまぐり)、おピンクちゃん、おま、おまえ、おまた、おまん、、おまんこ、おまんたん、おまんち、おまんちょ、おまんの方、おまんまん、思うつぼ、表門、女殺しの急所、女のあれ、女のそれ、女のなに、女の花園、女の部分、女の

    bigchu
    bigchu 2008/02/13
    : 全部覚えたらいいことあるかなー
  • 寄生獣+エロ+綾波 = 「寄性獣医・鈴音」 (アダルト注意)

    bigchu
    bigchu 2008/01/30
    : 寄生獣か、いいな
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 読むと呑みたくなる「百人一酒」

    お酒、好きですか? こんな質問で始めるぐらいだから、もちろんわたしは大好き。ビール、日酒、ワイン、カクテル、ウィスキー、焼酎なんでもイケる(ただし、自腹を切れるグレードに限定)。 そして、お酒と同じぐらい「お酒を飲むオンナ」が好き。オンナは酔わせてナンボ。うつくしさと艶っぽさが、ぱっと開いたようで、体のにおいやら息からぐっと色っぽくなる。だから、嫁さんと酌み交わす深夜は至福の時間。上気する彼女みてるだけで癒される。 … … 。 ノロケさておき今回は、秋の夜長の酒のおともにピッタリの一冊をご紹介。歌人・俵万智さんが、飲み歩き、べ歩く。あの「サラダ記念日」の…といって通じるだろうか? かなりの呑みスケであることは、書で知った。一杯7,000円のシャルトリューズから、一品100円オールの居酒屋まで、なんでもござれの姿勢がいい。 もちろん、一杯ン千円一ン万円の代物なんて、おいそれと手が出な

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 読むと呑みたくなる「百人一酒」
    bigchu
    bigchu 2007/11/15
    : これは<del>買う</del>借りる。さよらな
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 劇薬小説No.1「獣儀式」よい子は読んじゃダメ、ゼッタイ

    このエントリはグロいので、苦手な人は避けるが吉。「これはひどい」がピッタリの逸品を、ご紹介。 「鬼たちが冥土から溢れてこの世界に出現して以来、はや一ヶ月になる」から始まる、読む地獄。人間なんて、糞袋。まさに劇物。まさに毒書。バカバカしさを暴力エロスでねじ伏せる、奇書というより狂書。 こんなにエロくてグロくて血みどろで、腐肉とウジ虫たっぷりの、酸っぱい胃液と激しい勃起に悩まされたやつは、初めて。オススメいただいたantipopさん、nananasuさん、ありがとうございます。 いろいろ読んできたつもりだけれど、これほど鬼畜劣情な小説は、ない。スプラッター小説なら、クライヴ・バーカー「血の」シリーズや、綾辻行人「殺人鬼」でおなかいっぱいだよー、と思っていたが、書はゆうゆうとK点を超えて臓腑に刺さる。 じゃぁどんな話なのかというと―― かいつまむより次を読んでくれ。あ、苦手な人は読まないほう

    bigchu
    bigchu 2007/11/15
    : あーあーあー
  • 見てきたように描いてある「激闘 ローマ戦記」

    「ローマ人の物語」は、ムラがある『小説』だが、さすがはプロの想像力、戦術と戦闘は見てきたように書いてある。同様に、書は見てきたように描いてある。さらに史跡・遺跡の写真も盛りだくさんで、あわせてよむと効果絶大。 既に「ローマ人の物語ガイドブック」が出ているが、美術品と遺跡をめぐる観光ガイドに過ぎない。いっぽう書は、戦史に特化したビジュアルブックとして使える。戦略・戦術・戦闘の全てにおいて、ローマ兵がどうやって戦ったのかが「見える化」されている。 前列にずらり並んだ象部隊を、スキピオがどうあしらったのか、ヤマアラシのような長槍のマケドニア兵とどうやって闘ったのか、塩野氏の文の冴えもあるが、絵を見たほうが早い。 また、「ローマ人」には史跡の現場での印象も述べられているが、不思議なことに「サイズ」の描写がない。書を見れば一発で分かる。戦いの舞台がいかに広大なものであるか、写真を見たほうが早い

    見てきたように描いてある「激闘 ローマ戦記」
    bigchu
    bigchu 2007/11/15
    : ローマ/コロッセオしゅき
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 本を探すのではなく、人を探す

    長くなりすぎたこのエントリのレジュメ:選の肝はではなく、人を探すこと。わたしが知らないスゴは、それこそ百万冊ある。そのそのものを探すのはとても難しい。しかし、百万冊のスゴは間違いなく誰かに読まれている(それは"あなた"かもしれない)。だから、スゴを読んでいる"あなた"を探す。このblogの究極目的も、そう。 メールやコメントでいただいた、以下の質問に答えてみる。誰かの参考になれば。 【質問】 Q1 たくさんを読んでるようですが、速読をやっていますか? Q2 あるいは読書術のようなものはありますか? Q3 読むはどうやって探していますか? 【回答】 A1 速読を練習したことありますが、実践してません A2 「目的を持って読む」に尽きます A3 ではなく、人を探します は目的を持って読む あたりまえだとツッコミがくるだろうが、わたしはできていない。漫然と読んでるとあっという

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 本を探すのではなく、人を探す
    bigchu
    bigchu 2007/09/06
    : すごいな、、、見直そう、生活をブックライフを
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ホンモノのエンジニアを見ろ!

    読むと咆哮したくなる「我らクレイジー☆エンジニア主義」、(ogijunの)あとで書く日記にて「すごい。読むと泣く。すぐ買え」[参照]とのことなので、読む… … →うっひょー!読むとアドレナリンが出てくるスゴだぁッ、ちうわけで痛勤電車内でエンジン全開になり咆哮したくて身もだえ→激しく挙動不審だな(笑 同時に「ニッポンのエンジニア」について、いかに狭い認識しか抱いていなかったかを思い知る。さらに、技術ではなく、人がスゴいんだ、という単純な結論に至る。スゴい技術はスゴい人から生みだされる。日経で賑々しく紹介される最新技術ではなく、そいつを生み出す技術者自身に焦点を当てたTech総研の企画勝ちだね。 会社が求める結果を淡々と「製造」しているわたしにとって、好きなことだけに人生を捧げている連中の言葉は、ズギュンと刺さってくる。例えばこうだ――

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ホンモノのエンジニアを見ろ!
    bigchu
    bigchu 2007/09/06
    : 俺もクレイジードリームアタック!