新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校の影響で仕事を休んだ保護者の休業補償が、当初は対象外だった風俗業界従事者にも適用されることになった。だが、緊急事態宣言が続くなか、収入がさらに減ることが予想される。不安を募らせるシングルマザーの風俗嬢に話を聞いた。 「収入も半分以上減っていて、平時に戻る見通しも立たない。一刻も早く支援金給付をお願いしたい」と風俗業に従事する女性は語る。 政府は休校などで子供の世話をする必要がある従業員に特別な有給休暇を取得させた企業に、日額8330円を上限に助成金を支給。個人で業務委託を受け働いている人には国から日額4100円を補償する仕組みを導入したが、当初、風俗業従事者は対象外だった。 性風俗従事者の労働環境改善に取り組む団体「SWASH」が見直しを要望し、菅義偉官房長官が「政府として要領を見直したい」と言及。加藤勝信厚生労働相も方針変更を表明し、休業補償が始ま