2011年12月5日、今年の中国ネット流行語大賞有力候補となるであろう言葉が突然、誕生した。その言葉、「破壊的試験」というオモシロすぎる中国官僚の言い訳をご紹介する。 *画像は山東新聞網の報道。 ■流行語「破壊的実験」の誕生 2011年12月6日付中国広播網、8日付万家在線が伝えた。 2011年12月5日、安徽省合肥市の道路高架橋建設現場でトラス橋桁が崩落する事故が起き、作業員6人が負傷した。うち1人が骨折の重傷となった。崩落したのは橋本体ではなく、工事用の臨時の橋桁だったと説明されているが、とはいえ重さ300トンの物体が落下したのだから、死者が出なかったのは幸運というべきかもしれない。 さて、笑ってしまうのはここから。事故の後、合肥市重点プロジェクト建設管理局はただちに記者会見を開き、「事故ではない。工事計画通りに「破壊的実験」を敢行しただけである。被害も作業員が一人、かすり傷を負っただ