水辺の事故で年間50人以上の子どもの生命が失われていることをご存じだろうか。大人も入れれば昨年は791人もの死者・行方不明者数が出ている。今年も水辺の事故が増える時期になったが、「水辺」とひとくくりにされてしまって、川と海の違いが理解されていない。それも事故が減らない理由かもしれない。リスク対策.comの人気コラムニストであるアウトドア流防災ガイド・あんどうりす氏が、川の事故の防ぎ方について解説する。 猛暑日! 熱帯夜! 暑さが続く……なんて聞くと、週末は海や川にお出かけという人も多くなりますね。 そんな水遊びに水をさすのも(水に水で? ? ? ですが)水辺の事故で、毎年どれだけの命が失われているかご存じですか? 警察庁によると、昨年度の死者・行方不明者数は791名。うち15歳以下は、53名にも及びます(参考:警察庁「平成27年における水難の概況」)。 私、思わず「川でケガを